⑷ すべての人よ、主をたたえよ

大井靖子 6月29日、聖ペトロ・聖パウロ使徒の祝日の夜、モスクワ中心部にあるカトリック聖母マリア無原罪御宿り大聖堂では、ウクライナ平和問題特使としてバチカンから派遣されたマッテオ・ズッピ枢機卿司式によるミサ聖祭がささげら Continue reading


伊東英朗『X年後』『X年後2』――映画より事件に興味を持ってもらいたい

闇に葬られたビキニ水爆実験の真相に迫る『放射能を浴びたX年後』から3年。高知県室戸市を中心に、各地で継続取材が行われ『X年後2』が生まれた。『X年後』『X年後2』に懸ける思いとはなにか。日本テレビのなかにある南海放送で伊 Continue reading


X年後Ⅲ サイレント・フォールアウト——乳歯が語る大陸汚染

中村恵里香(ライター) 世界で唯一の被爆国は日本と言われていますが、なぜ、原爆は必要なのでしょうか。抑止力になると政治家たちは言いますが、持てば使いたくなるのが兵器ではないでしょうか。その兵器は地球を破壊するほどの威力が Continue reading


平和だからこそ、過去を学びたい

中村恵里香(ライター) ロシアによるウクライナ侵攻があり、改めて平和とはどういうことなのだろうと考えてみました。日本は第二次世界大戦後78年間どこかと戦争をしたこともなく、内戦もない状態です。日本は平和な国だと言われます Continue reading


吉野源三郎さんと「平和問題談話会」のこと(前編)

鵜飼清(評論家) 敗戦直後に「平和問題談話会」が作られた あの時代、つまり先の戦争の時代、第二次世界大戦、アジア・太平洋戦争、大東亜戦争……のころはどんな空気が流れていたのだろうか。1941年12月8日の日本軍による真珠 Continue reading


吉野源三郎さんと「平和問題談話会」のこと(後編)

鵜飼清(評論家) (前編はこちらです)   安倍能成さんの「平和」への希求 ユネスコの「平和のために社会科学者はかく訴える」という声明を読んで、「平和問題談話会」がつくられるとき、安倍能成さんを中心にして組織さ Continue reading


白和えに学ぶ「平和」

マリア・キアラ(カトリック麹町 聖イグナチオ教会) 夕飯を食べながら、ニュースキャスターが「戦後78年」と読み上げる声をぼんやりと聞いていた。耳を覆いたくなるような事件や犯罪は日々起こっているけれど、それでも日本は平和だ Continue reading


悪はなぜ存在するか~~平和旬間2023の宮台真司氏の講演を聞いて

山田真人(NPO法人せいぼ理事長) 2023年8月12日、カトリック関口教会にて平和旬間の活動の一つとして、社会学者の宮台真司氏の「悪はなぜ存在しているか」の講演がありました。平和旬間は、1981年に来日した教皇ヨハネ・ Continue reading


「平和をわたしたちに」~~「主の平和」とともに45年

石井祥裕(AMOR編集部) 「あなたにとって平和とは?」……この問いかけを自分に差し向けたとき、やはり、「主の平和」のことを書かないわけにはいかない、と感じさせられました。ここでは、一カトリック信者として、聞いてきたこと Continue reading