⑺ モスクワ・神の母大司教区パーヴェル・ペッツィ大司教、ウクライナ侵攻2年目に: 小さな愛と善のかけらが大きくふくらんで あらゆる悪に立ち向かいます

大井靖子・訳(カトリック調布教会) 主よ、いつまでですか?  過去の出来事の記念日が、なにか新しいものをもたらすとは限りません。わたしたちは、その出来事が今日、社会や人びとにどのように反映しているのか考えたり追求したりせ Continue reading


⑹ 良心の囚人*ウラジーミル・カラ=ムルザ著「教会と戦争」  殺人と暴力の拒否はキリスト教の基本です

ロシアの著名な反体制派政治家でありジャーナリストであるウラジーミル・カラ=ムルザ(41歳)は、ロシアのウクライナ戦争を批判したために、国家反逆罪などで25年の刑を言い渡され、現在、矯正コロニー(刑務所)で服役中です。 ロ Continue reading


⑸ 凍った大地に平和の種を蒔きましょう――教皇フランシスコ、ロシアのカトリックの若者に呼びかける

  ◇リスボンからサンクトペテルブルグへ ロシア第二の都市、サンクトペテルブルクで、8月23日から27日にかけて「第10回 ・全ロシアカトリック若者の集い」が開かれました。この集いは8月のはじめ、リスボン で開 Continue reading


⑷ すべての人よ、主をたたえよ

大井靖子 6月29日、聖ペトロ・聖パウロ使徒の祝日の夜、モスクワ中心部にあるカトリック聖母マリア無原罪御宿り大聖堂では、ウクライナ平和問題特使としてバチカンから派遣されたマッテオ・ズッピ枢機卿司式によるミサ聖祭がささげら Continue reading


⑶ 「信仰を黙っていたら、わたしたちは死んでしまいます」

「信仰を黙っていたら、わたしたちは死んでしまいます」  ――ロシアの巡礼団、シリアのキリスト教徒の証しに学ぶ 2021年、モスクワでカトリックの信者がシリアの医師スレイマン氏に出会い、この出会いからシリア巡礼の計画が生ま Continue reading


⑵ わたしたちカトリック信者が平和に貢献できるのは赦しです

──ヨーロッパ・シノドス大陸総会を終えて ≪2023年10月にローマで開催されるシノドス通常総会第一会期を前に、2月5日~11日、プラハでヨーロッパ・シノドス大陸総会が開かれました。ウクライナ軍事侵攻が長期化する中、侵攻 Continue reading


⑴ 部分動員令に関するロシア・カトリック司教協議会からの訴え

キリストにおける親愛なる兄弟、姉妹、聖職者、修道士、修道女、信徒のみなさん! ロシアとウクライナの対立は、本格的な軍事衝突に発展し、何万人もの命が奪われ、国と 国との、民族と民族との信頼と一致が壊され、世界に存在するすべ Continue reading


死者を死者として終わらせてはならない

戦争で街が破壊され、非戦闘員たちが爆弾の犠牲になっていく。ミサイル弾は容赦なくアパートや劇場、病院に打ち込まれ、女性や子ども、老人たちが犠牲になって亡骸が放置される。 街が戦場と化したとき、そこは地獄の様相を呈する。こう Continue reading


ロシアのウクライナ侵攻に思うこと

ロシアがウクライナの国境を越えて侵攻してから一か月以上経過しました。 ロシアというよりプーチン大統領の主張は公平な観点で見てもおかしいと思う人は多いのではないかと思います。 確かに映像は作られたものである以上、映像を提供 Continue reading


序文

昭和20年の長崎原爆投下後、アメリカ軍の従軍カメラマンだった故ジョー・オダネル氏が撮影した「焼き場に立つ少年」の写真が話題になりました。そのきっかけは定かではありませんが、フランシスコ教皇と長年文通を続けている長崎市のイ Continue reading