ガザ学派

石川雄一(教会史家) 現在、ガザという地域は戦争やテロ、難民といった負のイメージと結びつけられて語られることが多いです。そんなガザですが、古代末期から中世初期にかけては、地中海における学問の中心地の一つとみなされていたの Continue reading


イスラエル史(パレスチナ史)

石川雄一(教会史家) 歴史上、パレスチナは様々な勢力の係争地となってきました。特に、ユダヤ教、キリスト教、イスラームの聖地イェルサレムは、様々な思惑が入り混じった複雑な歴史をたどってきました。今回は、そんなパレスチナの地 Continue reading


特集87 教皇フランシスコから教わること

その声を頼りに 2024年、大きな震災と痛ましい空港事故で明けたこの年の最初の特集のテーマとして、昨年末からわたしたちの心に立ち現れてきていたのは、教皇フランシスコです。2022年製作の映画『旅するローマ教皇』が昨秋、公 Continue reading


現代世界に向き合うカトリック教会の姿勢――教皇フランシスコによる教皇庁機構改革に示されるもの

石井祥裕(AMOR編集部) はじめに 2019年11月23-26日、教皇フランスシコの日本訪問は、一般のニュースでも大きく報じられました。この出来事の副産物の一つが日本のメディアでそれまで「ローマ法王」とか「ローマ法王庁 Continue reading


『教皇フランシスコの「いのちの言葉」』を読んで

はるか(宗教科教員) 私は時々、なぜこの人はこんなにも愛を実践できるのだろう、と思うことがあります。例えば、マキシミリアノ・マリア・コルベ神父様(1894~1941年)は、アウシュビッツである男性の代わりに身代わりとなっ Continue reading


呼びかけに対する一人ひとりの応え方―教皇フランシスコ『喜びに喜べ』を手がかりに―(前編)

K.S. はじめに 『喜びに喜べ(原題:Gaudete et exsultate)』は、2018年3月に公布された、教皇フランシスコの使徒的勧告です。邦訳においては、「現代世界における聖性」という副題がつけられています。 Continue reading