呼びかけに対する一人ひとりの応え方―教皇フランシスコ『喜びに喜べ』を手がかりに―(前編)

K.S. はじめに 『喜びに喜べ(原題:Gaudete et exsultate)』は、2018年3月に公布された、教皇フランシスコの使徒的勧告です。邦訳においては、「現代世界における聖性」という副題がつけられています。 Continue reading


呼びかけに対する一人ひとりの応え方―教皇フランシスコ『喜びに喜べ』を手がかりに―(後編)

K.S. (前編はこちらです) はじめに 前編では、教皇フランシスコの使徒的勧告『喜びに喜べ』を手がかりに、「聖性への招き」が一人ひとりに対して向けられているものであることを確認しました。後編では、教皇フランシスコのこれ Continue reading


遅れて届いたクリスマス・プレゼント

K.S. はじめに クリスマスが近づき、街中がイルミネーションや飾り付け一色となりました。私は小さな頃、クリスマスといえば、サンタさんからクリスマス・プレゼントをもらえることが一年で一番の楽しみと言っても良いほど、待ち遠 Continue reading


「罪とゆるし」について―小説『塩狩峠』を手がかりに―

K.S. はじめに 「罪とゆるし」というテーマから、私が小学生の時に読んだ小説『塩狩峠』を思い出したので、今回題材として取り上げてみたいと思います。 ご存知の方も多いと思いますが、この小説は、1900年代初頭の北海道を舞 Continue reading


旅を通して招かれるもの

K.S. 新型コロナウイルス感染症の拡大による行動制限も緩和され、旅に出かけてゆきやすい日常が戻ってきました。旅は、日常から離れ、自分の知らなかった価値観や思いに触れることができる出会いの場であると感じています。その経験 Continue reading


イグナチオの生き方から学ぶこと

K.S. はじめに 皆さんは、「イグナチオ・デ・ロヨラ」という人物を知っているでしょうか。彼は、イエズス会という男子修道会の創立者であり、カトリック教会における聖人です。日本におけるイエズス会の活動は、上智大学の創立にか Continue reading


「ノリ・メ・タンゲレ(わたしに触れるな)」――マグダラのマリアから「神様の呼びかけに気付く」ことを学ぶ

K.S. はじめに この複雑な時代にあって、私たちは何を呼びかけられているのでしょう。弱い存在である私たちに、時に酷い落ち込みや浮き沈みがあることは仕方ないことで、同時に自然なことであるとも思います。 むしろ重要なのは、 Continue reading