『天皇と法王の架け橋 軍服の修道士 山本信次郎』皿木喜久:著、産経新聞出版、2019年定価:1890円 264ページ 2023年は、先月AMORで特集した遠藤周作と同じ年に生まれた司馬遼太郎の生誕100周年にあたりま Continue reading
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『王の没落』
『王の没落』イェンセン:著、長島要一訳、岩波文庫、2021年定価:1,122円 412ページ 石川雄一(教会史家) 英文学といったらシェイクスピアやディケンズ、ドイツ文学といったらゲーテやトマス・マン、 Continue reading
シャルトリューズ
ベネディクト会、フランシスコ会、ドミニコ会、イエズス会など、カトリック教会には様々な修道会があります。そんな修道会の一つ、カルトジオ会(Ordo Cartusiensis)をご存知でしょうか。2014年に日本でも公開され Continue reading
『大使が語るジョージア: 観光・歴史・文化・グルメ』
『大使が語るジョージア: 観光・歴史・文化・グルメ』ティムラズ・レジャバ、ダヴィド・ゴギナシュヴィリ:著、星海社新書、2023年定価:1,540円 192ページ 石川雄一(教会史家) 今月のAMORはジ Continue reading
ジョージアの歴史とキリスト教
石川雄一(教会史家) 最古のキリスト教地域、西アジア ローマ帝国がキリスト教を受け入れ始めた4世紀前半、西アジアのコーカサス(カフカス)地方ではキリスト教を国教とする国が現れました。アルメニア王国とイベリア王国です。 伝 Continue reading
ジョージアワイン
皆さんはワイン発祥の地はどこがご存知でしょうか? ワインの産地というとボルドーやシャンパンで有名なフランス、パスタやピッツァに合わせたいイタリア、カヴァやテンプラニーリョなど安くて美味しいワインを生産するスペイン、前回紹 Continue reading
『アレッサンドロ・ヴァリニャーノ: 日本に活字印刷を南蛮船でもたらした宣教師』
『アレッサンドロ・ヴァリニャーノ: 日本に活字印刷を南蛮船でもたらした宣教師』 青山敦夫著、印刷学会出版部、2022年。定価:2750円、 258ページ 聖フランシスコ・ザビエルが日本にキリスト教を伝えてか Continue reading
リープフラウミルヒ
教会はクリスマスにイエス様の誕生をお祝いします。ルカ福音書2章はイエス様の誕生について証言していますが、幼年期についてはあまり詳しく書かれていません。ベツレヘムでの誕生の次に記されているのは、8日目の割礼、40日目の神殿 Continue reading
『星を見つめて』
『星を見つめて』 エツァルト・シャーパー著、阿部祐子訳、女子パウロ社、2022年。定価:1320円 104ページ 福音書にはイエス様に出会った多くの人が登場します。ペトロら使徒をはじめとして、マグダラのマリ Continue reading
ポム・ド・イヴ
キリスト教とお酒は切っても切り離せない関係にあります。ヨハネ福音書によればイエスが最初になされた奇跡はカナの婚宴で水をぶどう酒に変える出来事(ヨハ2・1〜11)であり、「最後の晩餐」では「新しい契約の血」である杯が回し飲 Continue reading