伊東英朗『X年後』『X年後2』――映画より事件に興味を持ってもらいたい

闇に葬られたビキニ水爆実験の真相に迫る『放射能を浴びたX年後』から3年。高知県室戸市を中心に、各地で継続取材が行われ『X年後2』が生まれた。『X年後』『X年後2』に懸ける思いとはなにか。日本テレビのなかにある南海放送で伊 Continue reading


X年後Ⅲ サイレント・フォールアウト——乳歯が語る大陸汚染

中村恵里香(ライター) 世界で唯一の被爆国は日本と言われていますが、なぜ、原爆は必要なのでしょうか。抑止力になると政治家たちは言いますが、持てば使いたくなるのが兵器ではないでしょうか。その兵器は地球を破壊するほどの威力が Continue reading


平和だからこそ、過去を学びたい

中村恵里香(ライター) ロシアによるウクライナ侵攻があり、改めて平和とはどういうことなのだろうと考えてみました。日本は第二次世界大戦後78年間どこかと戦争をしたこともなく、内戦もない状態です。日本は平和な国だと言われます Continue reading


吉野源三郎さんと「平和問題談話会」のこと(前編)

鵜飼清(評論家) 敗戦直後に「平和問題談話会」が作られた あの時代、つまり先の戦争の時代、第二次世界大戦、アジア・太平洋戦争、大東亜戦争……のころはどんな空気が流れていたのだろうか。1941年12月8日の日本軍による真珠 Continue reading


吉野源三郎さんと「平和問題談話会」のこと(後編)

鵜飼清(評論家) (前編はこちらです)   安倍能成さんの「平和」への希求 ユネスコの「平和のために社会科学者はかく訴える」という声明を読んで、「平和問題談話会」がつくられるとき、安倍能成さんを中心にして組織さ Continue reading


白和えに学ぶ「平和」

マリア・キアラ(カトリック麹町 聖イグナチオ教会) 夕飯を食べながら、ニュースキャスターが「戦後78年」と読み上げる声をぼんやりと聞いていた。耳を覆いたくなるような事件や犯罪は日々起こっているけれど、それでも日本は平和だ Continue reading


悪はなぜ存在するか~~平和旬間2023の宮台真司氏の講演を聞いて

山田真人(NPO法人せいぼ理事長) 2023年8月12日、カトリック関口教会にて平和旬間の活動の一つとして、社会学者の宮台真司氏の「悪はなぜ存在しているか」の講演がありました。平和旬間は、1981年に来日した教皇ヨハネ・ Continue reading


「平和をわたしたちに」~~「主の平和」とともに45年

石井祥裕(AMOR編集部) 「あなたにとって平和とは?」……この問いかけを自分に差し向けたとき、やはり、「主の平和」のことを書かないわけにはいかない、と感じさせられました。ここでは、一カトリック信者として、聞いてきたこと Continue reading


特集81 ベトナムの人々と文化への新たな扉

穏やかな、大きな隣人 アジアの隣人たちを知っていこう、という展望のなか、今回はベトナムに目を向けます。東南アジアの括りに入る国ですが、中国との関係を基軸に国を形成してきた、古い文明国という意味では、日本と好対照の存在でも Continue reading


シスターによる無料の鍼灸院 「聖心(みこころ)治療院」に潜入してみた

日本における聖母マリアの出現地として、カトリック信者の間で巡礼地として名高い島根県の津和野町。人口7,000弱のこの小さな町で昨年12月、1人のカトリックのシスター、マリア・マグダレナ・レ・ティー・ミーリンさんが無料の鍼 Continue reading