『原敬 「平民宰相」の虚像と実像』清水唯一朗:著、中公新書、2021年定価:990円(税込み) 320ページ 日本のキリスト教徒人口は1%程度といわれていますが、首相経験者に限ると、なんと10%以上がキ Continue reading
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セント・ミハエル
石川雄一(教会史家) 9月29日にカトリック教会は聖ミカエル、聖ガブリエル、聖ラファエルの祝日を祝います。この祝日は英語では伝統的にMichaelmasと呼ばれており、英国では新年度の始まりを告げる日でした。今日でも、英 Continue reading
サン・ミゲル
石川雄一(教会史家) 2023年のAMORの年間テーマはアジアですが、アジアには日本からインド、アナトリアまで様々なビールの歴史・文化があります。先月に引き続きビールを紹介する今回の「酒は皆さんとともに!」では、東南アジ Continue reading
『エルサレムの歴史と文化――3つの宗教の聖地をめぐる』
『エルサレムの歴史と文化――3つの宗教の聖地をめぐる』浅野和生:著、中公新書、2023年定価:1100円(税込み) 320ページ エルサレムはユダヤ教、キリスト教、イスラームの聖地です。これらの宗教の信 Continue reading
シメイ
石川雄一(教会史家) 「夏はビールが美味しい季節だ」という言葉をよく聞きます。確かに、キンキンに冷やした日本の大手銘柄のビールは、夏に清涼感をもたらしてくれます。ですが、世界には、あまり冷やさずに飲む英国のエールやドイツ Continue reading
『古代オリエント全史――エジプト、メソポタミアからペルシアまで4000年の興亡』
『古代オリエント全史――エジプト、メソポタミアからペルシアまで4000年の興亡』小林登志子:著、中公新書、2022年定価:1210円(税込み) 336ページ 前回のbook-zoom-inでは、『アケメ Continue reading
フランジェリコ
石川雄一(教会史家) 頭巾を思わせる模様の入ったフランシスコ会の修道服風の茶色のボトルに、チングルム(腰帯)のような縄、歴史上の写本のような説明文が書かれたフランジェリコというお酒をご存じでしょうか。フランジェリコ(Fr Continue reading
『アケメネス朝ペルシア――史上初の世界帝国』
『アケメネス朝ペルシア――史上初の世界帝国』阿部拓児:著、中公新書、2021年定価:968円(税込み) 280ページ 旧約聖書を読んでいると、古代オリエント史に関する知識が必要な個所が度々登場します。アジア(中東)と Continue reading
レバノンのキリスト教諸教派
石川雄一(教会史家) キリスト教は主に、カトリック教会、東方教会、プロテスタントの三系統に分類できます。それらをより細かく分けるならば、東方教会は正教会と非カルケドン派に分けることができ、さらに正教会をロシア正教やギリシ Continue reading
クロ・ド・カナ
石川雄一(教会史家) ヨハネ福音書によると、イエス様が最初に現わされた「しるし」はカナの婚宴の場で水をワインに変えた奇跡でした(ヨハ2・1~11)。 ガリラヤのカナで開かれていた婚宴には聖母マリアが招待されており、弟子を Continue reading