倉田夏樹(立教大学日本学研究所研究員、南山宗教文化研究所非常勤研究員、 同志社大学一神教学際研究センター・リサーチフェロー、 明治学院大学キリスト教研究所協力研究員) たしかにアジアの人々の日本を見る目は厳しい。 しかし Continue reading
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アンビバレントな二律背反(上)――遠藤周作と長崎的カトリックの相性の悪さについて
倉田夏樹(南山宗教文化研究所非常勤研究員、立教大学日本学研究所研究員、 同志社大学一神教学際研究センター・リサーチフェロー) 全能・永遠の天主、 われは御訓戒(おんいましめ)を破れる身にて 功も徳もなき者なれども、 限な Continue reading
アンビバレントな二律背反(下)――遠藤周作と長崎的カトリックの相性の悪さについて
倉田夏樹(南山宗教文化研究所非常勤研究員、立教大学日本学研究所研究員、 同志社大学一神教学際研究センター・リサーチフェロー) *前回の記事はこちらです。 長崎カトリックの信仰的な魂の故郷 それでは、長崎的カ Continue reading
50年後の琉球弧――沖縄復帰半世紀によせて
倉田夏樹(南山宗教文化研究所非常勤研究員、立教大学日本学研究所研究員、 同志社大学一神教学際研究センター・リサーチフェロー) 本年2022年5月15日は、沖縄が本土復帰から数えて50年の日であった。今年も沖縄に行くことは Continue reading
キリスト教を通しての「民間外交」(エキュメニカル運動)――2020年SIGNIS ASIA大会(ウェビナー)から考えること
倉田夏樹(立教大学日本学研究所研究員、南山宗教文化研究所非常勤研究員) ウェビナーで開催された初のシグニスアジア大会 人類共通の関心事であり、乗り越えなければならない「危機」である新型コロナウイルス感染症(Covid-1 Continue reading
AMOR突入5年目への抱負――企画協力第二世代のメンバーからのメッセージ
祝AMOR5周年!――これからも堅苦しくないキリスト教を伝える道具に ウェブマガジンAMOR5周年(木祝)おめでとうございます。継続されてこられた皆様の並々ならぬご尽力に敬意を表します。振り返ってみますと、2017年の夏 Continue reading
コンスタンティノープルのニコラウス・クザーヌス枢機卿――イスラームと対話した「暗黒中世」の教会政治家
倉田夏樹 彼は革新を欲したが、しかしやがて来たような、 全西洋の教会の統一を永久に打ち毀すような 改革を欲したのではなかった ――ヤスパース『ニコラウス・クザーヌス』 中世の時代区分について 「中世」(Moyen Age Continue reading
「歴史から何を学ぶか」が問いかけるもの――「不戦75年」未来へつなぐ
倉田夏樹 頓(やが)て死ぬ けしきは見えず 蝉の声 ――芭蕉『猿蓑』 「過去に目を閉ざす者は、結局のところ現在にも目を閉ざすこととなります(Wer aber vor der Vergangenheit di Continue reading
新ながさきキリシタン地理 7
外海地方の入口、樫山の聖地 後篇 ――赤岳の麓、皇大神宮神社と天福寺 倉田夏樹(立教大学日本学研究所研究員、 南山宗教文化研究所非常勤研究員) 長崎のキリシタン関連の史蹟を歩く時は、 何の目印もないことも多いが、 この樫 Continue reading
新ながさきキリシタン地理 6
外海地方の入口、樫山の聖地 前篇 ――赤岳の麓、皇大神宮神社と天福寺 倉田夏樹(立教大学日本学研究所研究員、 南山宗教文化研究所非常勤研究員) 帰省の度に、長崎の聖地を訪ねてから、 この不定期連載「新ながさきキリシタン地 Continue reading