ボエティウス『音楽教程』伊藤友計訳、講談社学術文庫、2023年、1,360円+税 教育の場で「リベラルアーツ」という言葉が叫ばれるようになり久しいですが、その本来の意味をご存じでしょうか。「自由な」という意味の「リベラル Continue reading


ボエティウス『音楽教程』伊藤友計訳、講談社学術文庫、2023年、1,360円+税 教育の場で「リベラルアーツ」という言葉が叫ばれるようになり久しいですが、その本来の意味をご存じでしょうか。「自由な」という意味の「リベラル Continue reading

石井宏『モーツァルトは「アマデウス」ではない』、集英社新書、2020年、880円+税 石川雄一 (教会史家) 今回紹介する本のタイトル『モーツァルトは「アマデウス」ではない』とは、なかなか衝撃的ではありませんか。ピーター Continue reading

石川雄一(教会史家) ブーツの形をしたイタリア半島の先にあるシチリア島は、世界遺産やレモンなどで有名でしょう。そんなシチリアは「イタリアの中でも特に独自の文化を有する地域」として、日本人観光客にも人気の旅行先となっていま Continue reading

石川雄一(教会史家) こちらの記事で解説したように、様々な勢力に支配された過去を持つ地理的・文化的な交流点であるシチリア島は、独自の芸術を発展させてきました。上掲の記事は少し丁寧に政治史を扱ったため、ここでは趣を変えて、 Continue reading

池上健一郎『ハイドン』、音楽之友社、2023年、2300円+税 石川雄一 (教会史家) 音楽之友社から出版されている「作曲家◎人と作品」は、これまでバッハやモーツァルト、リスト、武満徹に至るまで古今東西の作曲家の生涯と作 Continue reading

櫻井康人『十字軍国家』 筑摩書房、2023年、1900円+税 石川雄一 (教会史家) 巷にあふれている俗説とは異なり、十字軍とは「狂信的なキリスト教徒がイスラム教徒にしかけた宗教戦争」ではありませんでした。例えば、フラン Continue reading

石川雄一(教会史家) 現在、ガザという地域は戦争やテロ、難民といった負のイメージと結びつけられて語られることが多いです。そんなガザですが、古代末期から中世初期にかけては、地中海における学問の中心地の一つとみなされていたの Continue reading

石川雄一(教会史家) 歴史上、パレスチナは様々な勢力の係争地となってきました。特に、ユダヤ教、キリスト教、イスラームの聖地イェルサレムは、様々な思惑が入り混じった複雑な歴史をたどってきました。今回は、そんなパレスチナの地 Continue reading

『海のアルメニア商人 アジア離散交易の歴史』重松伸司著、 集英社新書、2023年、1050円+税、本文208頁、 古代には自分たちの国がありながらも、大国の侵略を受けて離散(ディアスポラ)を強いられ、何度も Continue reading

『オスマン帝国英傑列伝 ――600年の歴史を支えたスルタン、芸術家、そして女性たち』小笠原弘幸著、 幻冬舎新書、 1,056円(税込) 2020年、新書判 ・ 本文336頁、 トルコの歴史上、最も強力な勢力 Continue reading
(...)
(...)
(...)
