片柳弘史神父様インタビュー

今月の特集に寄せて、近年、著書やSNSを通じて、積極的に発信を続けていらっしゃる、片柳弘史神父(イエズス会、カトリック広島教区宇部教会)にお話を聞きました。ちょうど、この7月発行された『何を信じて生きるのか』(PHP研究 Continue reading


『小学生が描いた昭和の日本』

鈴木浩『小学生が描いた昭和の日本』 (石風社、2750円、A5判並製カラー339頁、2022年1月20日発行)   中村恵里香(ライター) 西武園ゆうえんちで昭和の街が再現されたり、今昭和ブームが巻き起こってい Continue reading


特集71 今、あらためて、戦争を考える

知識も意識も一新させなくては…… 戦争というものを、無意識のうちに過去の中に閉じ込めようとしていた心の傾きが打ち砕かれた、今春でした。冬季オリンピックの終幕を待っていたかのように始まったロシアのウクライナへの軍事侵攻。大 Continue reading


金はなくても花が咲く 生きてるうちが花なのよ

鵜飼清(評論家) 戦後77年目の2022年の夏は、猛暑が続くやけに暑い夏だった。コロナにロシアのウクライナ侵攻と、世の中はいやなことが続いている。安倍元総理の暗殺は、日本の戦後史を顧みなければならない課題をも残した形にな Continue reading


戦後77年――今、私たちに問われること

古谷 章 二つの「77年」 今年は戦後77年になる。しかし、明治維新から「終戦」までも同じく77年だったということに思い当たった時、俄かには信じられず、大げさに言えば衝撃だった。というのも明治維新以来の日本は、言うまでも Continue reading


支配者の罪は永劫に続く

マリア・クララ(麹町教会) ウクライナ侵攻の画面がテレビに映っていた。瓦礫の街の風景から近影になって、2歳くらいの女の子が側溝をまたいでこちらに向いた。その目が画面をとらえて、私の目と合った。瞬間私は同化したような感覚を Continue reading


戦争の記憶を語り継ぐということ――ナチス・ドイツを描いた映画

中村恵里香(ライター) 第二次世界大戦を体験した人たちが亡くなっていく中で、戦争の記憶をどう残していくのかはさまざまな形で問題視されています。「映画で発見」の中でも、映画化されたナチス・ドイツの映画を数本取り上げてきまし Continue reading