特集72 読書の秋に……思い出の本、お薦めしたい本


「本」と出会い、導かれ……

涼しくなったかと思うと、やや寒い秋ですが、この「読書の秋」に、今月は「本」をテーマに掲げました。それぞれに、自分の人生で心に残る本、今も、そして、いつもお薦めしてみたい本などを紹介していただいています。とくに、近年、著書やSNSを媒体にご活躍の片柳弘史神父様へのインタビューは、人生を左右した出会いのきっかけになった、本との出会いや、自分の本への思いも豊かに語ってくださっています。

かつては電車に乗っている人が文庫本や単行本、そして、新聞を読むという光景が当たり前でしたが、今は9割方それがスマホに置き換わっているかのようです。本を読んでいる人を見ると懐かしさを覚えるほどに。もちろん、ニュース、情報、小説、マンガなどに電子媒体を通してより早く、効果的に接しられるようになったのは技術の恩恵でしょう。同時に、新しい文字情報とのコンタクトのもとにも、「本」の経験が厳然と根底にあることもたしかです。いわば、本と本の絡み合いの中を遊泳し、漂っているかのようなわたしたちの情報世界です。

そのなかでも、やはり「本」の形態、巧みに装丁された重みと厚さのあるあの形、表紙から巻末に至るまでの“時間”の綴じ込み、紙のページを手でめくる感覚、もちろん、内容そのものを通して、新しい世界、新しい考え、新しい経験と出会っていくことのドキドキ感や充実感は、まさに独特なものです。そういった善さを含めて、本を通しての出会いは変わることなく、わたしたちの友達、先生であり続けるでしょう。

このウェブマガジンも、やはり紙媒体の雑誌形態を基盤として、その拡張形式として展開させていますし、また「本」というものをこよなく愛し、尊敬し、憬れ続けています。最近、「book-zoom-in 一般」「book-zoom-in キリスト教」というコーナーを開設しているのも、そのような気持ちをもっと体現していくためです。適宜、注目したい本、お薦めしたい本を紹介しておりますので、本や読書への関心を新たに、今後とも、ご覧いただければ、と思います。

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まさに目からウロコ:『イエスはヘブライ語を話したか』

『イエスの生涯』

遠藤周作『善人たち』

読書の秋に実りもたらす一冊を

片柳弘史神父様インタビュー

『小学生が描いた昭和の日本』

 


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