石川雄一 (教会史家) 「ゴッドファーザー」と聞くと、ほとんどの人はフランシス・フォード・コッポラの名作映画を連想するのではないでしょうか。言わずもがな、シチリア系マフィアのコルレオーネ家を描く『ゴッドファーザー』三部作 Continue reading
カテゴリー: 歴史・文化
縄文時代の愛と魂~私たちの祖先はどのように生き抜いたか~15.竪穴式住居(縄文中期)の内と外をめぐって
森 裕行(縄文小説家) 15.竪穴式住居(縄文中期)の内と外をめぐって 2歳の時に人生最初の記憶がいくつか残っている。日光東照宮の参道だと思うが、歩きにくい砂利道を歩く違和感、そして山門の怖い仁王像を見て泣き出し、母親 Continue reading
『ハイドン』
池上健一郎『ハイドン』、音楽之友社、2023年、2300円+税 石川雄一 (教会史家) 音楽之友社から出版されている「作曲家◎人と作品」は、これまでバッハやモーツァルト、リスト、武満徹に至るまで古今東西の作曲家の生涯と作 Continue reading
異人たち
2023年11月日本を代表する脚本家・山田太一氏が亡くなりました。その代表作の長編小説『異人たちとの夏』は、1988年大林宣彦監督が日本で映画化されています。その『異人たちの夏』を原作とした「異人たち」が現代イギリスを舞 Continue reading
プリシラ
若い方にはピンとこないかも知れませんが、ある一定年齢以上の方で知らない人がいないエルヴィス・プレスリーですが、そのプライバシーは謎に満ちているともいわれています。同時代に生きていないわたしには、エルヴィス・プレスリーの魅 Continue reading
復活節の聖歌
松橋輝子(音楽学) 復活祭に合わせて、その喜びを歌う聖歌が教会の内外で歌われていることでしょう。復活節は復活の主日から聖霊降臨までの50日間を指します。今回は復活の聖歌、そして復活節の中でも大きな祝日として祝われる「主 Continue reading
フランツィスカーナー
石川雄一 (教会史家) 修道院とビールというと、以前紹介したこともある「シメイ」に代表されるようなベルギーのベネディクト会系のビールがすぐに思い浮かびます。ですが、ベルギー以外の国やベネディクト会系以外の修道会に起源を有 Continue reading
縄文時代の愛と魂~私たちの祖先はどのように生き抜いたか~14.ヒスイから垣間見る魂への想い
森 裕行(縄文小説家) 14.ヒスイから垣間見る魂への想い 6歳のころだったか、隣の祖父母の家で近所の友達と祖母で語り合っていたが、緑色が急に話題になった。祖母が緑のことをアオと言ったのだ。「みどりだよ!」学校でも Continue reading
花咲くところに
伊藤 一子(レクレ-ション介護士、絵本セラピスト) 街角の小さな花壇に、色とりどりの花が咲いています。春の町は花の町です。終戦後の瓦礫の街を、花のあふれた街へとの希望を託して作られた歌、花の街(江間章子作詞 団伊玖磨作曲 Continue reading
『中世哲学入門――存在の海をめぐる思想史』
山内志郎『中世哲学入門――存在の海をめぐる思想史』 ちくま新書、2023年、1150円+税 石川雄一 (教会史家) 『中世哲学入門』というタイトルを聞いて皆様はどのような本を思い浮かべるでしょうか。「中世における哲学の歴 Continue reading