シャンタル・アケルマン映画祭より『わたし、あなた、彼、彼女』

皆様はベルギーと聞いて何を連想されますか? ワッフルやチョコといった甘味でしょうか、それともビールやムール貝といった独自の酒文化でしょうか。食文化の他にもベルギーは豊かな芸術文化の歴史があります。歴史的にはフランドルと呼 Continue reading


オードリー・ヘプバーン

今日はヘレナ・コーン監督の映画「オードリー・ヘプバーン」をご紹介します。 オードリーと言えば、「ローマの休日」「ティファニーで朝食を」などの数多くの作品に登場し、そのきらきらした目の優しい笑顔と気品のある仕草はあっという Continue reading


見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界

ヒルマ・アフ・クリントという画家をご存じでしょうか。20世紀初頭、抽象画の世界を作り出したというカンディンスキーやモンドリアンよりも早く抽象的絵画を描いていた画家がいました。その人がヒルマ・アフ・クリントです。 1862 Continue reading


ジャック・リヴェット映画祭『デュエル』

1950年代から盛んになったヌーヴェル・ヴァーグ運動は映画史を語る上で欠かせません。技術や技法の上での革新のみならず、同時代の哲学思潮とも響きあう形で映画芸術を深化させたヌーヴェル・ヴァーグは、映画の歴史のみならず人類の Continue reading


キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性

映画というと、脚光を浴びるのは、出演者と監督ですが、映画制作にはさまざまな人が携わっています。脚本ができあがると、その脚本のイメージを具現化するために俳優陣を選ぶ最初の仕事は、キャスティングです。映画を作るときに一番大切 Continue reading


ベルファスト

一般的に英国(イギリス)と呼ばれている国は、イングランドやスコットランド、ウェールズという大ブリテン島の国と北アイルランドの四ヶ国から成る連合王国で、本作の題名になっているベルファストは北アイルランドの首都です。全体が英 Continue reading


ボブという名の猫2 幸せのギフト

人は一人では生きていくことはできません。自分一人で頑張っているようでも、いつも誰かの手助けがあります。その手助けをしてくれるのは、人間だけではありません。飼っている犬だったり、猫だったり、金魚なんてこともあるかもしれませ Continue reading


ギャング・オブ・アメリカ

20世紀のアメリカを舞台にイタリア人移民の家族や愛、信仰といったテーマを見事に扱った『ゴッドファーザー』シリーズは、マフィア映画の金字塔としてだけでなく、人間ドラマの不朽の名作として映画史に刻まれています。そんな『ゴッド Continue reading


クレッシェンド 音楽の架け橋

以前、日本で「NPO 聖地のこどもを支える会」を主催する方にお目にかかったことがあります。その方は、イスラエルとパレスチナのこどもたちを日本に呼び、日本のこどもたちと交流をすることで、平和への基盤を作る活動をしている方で Continue reading