レバノンのキリスト教諸教派

石川雄一(教会史家) キリスト教は主に、カトリック教会、東方教会、プロテスタントの三系統に分類できます。それらをより細かく分けるならば、東方教会は正教会と非カルケドン派に分けることができ、さらに正教会をロシア正教やギリシ Continue reading


ジョージアの歴史とキリスト教

石川雄一(教会史家) 最古のキリスト教地域、西アジア ローマ帝国がキリスト教を受け入れ始めた4世紀前半、西アジアのコーカサス(カフカス)地方ではキリスト教を国教とする国が現れました。アルメニア王国とイベリア王国です。 伝 Continue reading


『アレッサンドロ・ヴァリニャーノ: 日本に活字印刷を南蛮船でもたらした宣教師』

『アレッサンドロ・ヴァリニャーノ: 日本に活字印刷を南蛮船でもたらした宣教師』 青山敦夫著、印刷学会出版部、2022年。定価:2750円、 258ページ   聖フランシスコ・ザビエルが日本にキリスト教を伝えてか Continue reading


『古代キリスト教と女性 その霊的伝承と多様性』

『古代キリスト教と女性 その霊的伝承と多様性』 宮本久雄編著、教友社、2022年。定価:2000円+税 220ページ   19世紀に出現したフェミニズムは、思想や政治の世界だけでなく、学問の世界にも大きな影響を Continue reading


『聖母マリアのカンティーガ―中世イベリアの信仰と芸術―』

『聖母マリアのカンティーガ―中世イベリアの信仰と芸術―』 菊地章太著、サンパウロ、2020年。定価:2100円+税 246ページ/A5判 並製   今日、スペインとポルトガルのあるイベリア半島は独自の興味深い文 Continue reading


マグダラのマリアはどのようにして人気の聖女となったか

石川雄一(教会史家) 聖書に登場する最も有名な女性の一人であるマグダラのマリアは、フラ・アンジェリコ(1395頃-1455)やエル・グレコ(1541-1614)の絵画をはじめ、シャルパンティエ(1643-1704)の音楽 Continue reading


イースターはいつ祝われる? ――その日程をめぐる歴史について

石川雄一(教会史家) 2022年は4月17日がイースターにあたります。テーマパークのイベントやデパートなどの商業戦略でイースターの認知度が日本でも昔に比べて高まったとはいえ、クリスマスのように広く定着はしていません。それ Continue reading