『アレッサンドロ・ヴァリニャーノ: 日本に活字印刷を南蛮船でもたらした宣教師』

『アレッサンドロ・ヴァリニャーノ: 日本に活字印刷を南蛮船でもたらした宣教師』 青山敦夫著、印刷学会出版部、2022年。定価:2750円、 258ページ   聖フランシスコ・ザビエルが日本にキリスト教を伝えてか Continue reading


『古代キリスト教と女性 その霊的伝承と多様性』

『古代キリスト教と女性 その霊的伝承と多様性』 宮本久雄編著、教友社、2022年。定価:2000円+税 220ページ   19世紀に出現したフェミニズムは、思想や政治の世界だけでなく、学問の世界にも大きな影響を Continue reading


『聖母マリアのカンティーガ―中世イベリアの信仰と芸術―』

『聖母マリアのカンティーガ―中世イベリアの信仰と芸術―』 菊地章太著、サンパウロ、2020年。定価:2100円+税 246ページ/A5判 並製   今日、スペインとポルトガルのあるイベリア半島は独自の興味深い文 Continue reading


マグダラのマリアはどのようにして人気の聖女となったか

石川雄一(教会史家) 聖書に登場する最も有名な女性の一人であるマグダラのマリアは、フラ・アンジェリコ(1395頃-1455)やエル・グレコ(1541-1614)の絵画をはじめ、シャルパンティエ(1643-1704)の音楽 Continue reading


イースターはいつ祝われる? ――その日程をめぐる歴史について

石川雄一(教会史家) 2022年は4月17日がイースターにあたります。テーマパークのイベントやデパートなどの商業戦略でイースターの認知度が日本でも昔に比べて高まったとはいえ、クリスマスのように広く定着はしていません。それ Continue reading


ヴァレンタインって誰?

石川雄一(教会史家) クリスマスにプレゼントを配るサンタクロースのモデルが聖ニコラウスであることは有名ですが、ヴァレンタインデーのヴァレンタイン(以下、教会ラテン語表記のヴァレンティヌスと呼びます)さんとは誰なのでしょう Continue reading


『聖フィリポ・ネリ 喜びの預言者』

柳沼千賀子著『聖フィリポ・ネリ 喜びの預言者』 ドン・ボスコ社、2010年。定価:800円+税 202頁 「ロヨラの聖イグナチオや聖フランシスコ・ザビエルらと同時代を生きた聖人の魅力にあふれる伝記」 15世紀のイタリアで Continue reading


『ジャネット』と『ジャンヌ』

 聖ジャンヌ・ダルクは最も映像化された聖人の一人でしょう。15世紀、王位継承を巡る争いに端を発する英仏百年戦争でジャンヌ・ダルクはフランス王太子シャルルを助け、敵国イングランド軍に包囲されていたオルレアンの街を解放しまし Continue reading