深く異なる歴史世界への近づき 2023年10月から、世界の人々の心を痛める出来事が一つ増えています。イスラエルとハマスとの抗争、ガザ地区へのイスラエルの攻撃の激化です。一般住民が、とくに子どもたちが多く、その中で命を奪わ Continue reading
カテゴリー: 特集
イスラエル体験記
岡野日和(上智大学神学部学生) 聖書を読み進めていくと、ベツレヘム、ナザレ、カファルナウムなど、数多くの地名と出会います。神学の学びを深めていくにつれ、実際に聖書の地を訪れたいという気持ちもどんどん募っていきます。そんな Continue reading
ガザ学派
石川雄一(教会史家) 現在、ガザという地域は戦争やテロ、難民といった負のイメージと結びつけられて語られることが多いです。そんなガザですが、古代末期から中世初期にかけては、地中海における学問の中心地の一つとみなされていたの Continue reading
イスラエル史(パレスチナ史)
石川雄一(教会史家) 歴史上、パレスチナは様々な勢力の係争地となってきました。特に、ユダヤ教、キリスト教、イスラームの聖地イェルサレムは、様々な思惑が入り混じった複雑な歴史をたどってきました。今回は、そんなパレスチナの地 Continue reading
天国にちがいない
中村恵里香(ライター) エリア・スレイマンという映画監督をご存じでしょうか。イスラエルのナザレ出身で、キリスト教徒のパレスチナ人の映画監督です。この監督は、現代のチャップリンと称される名匠といわれていますが、私は全く知り Continue reading
ドキュメンタリー・レポート~~ガザへの視角
石井祥裕(AMOR編集部) 2023年10月からのイスラエルとガザを実効支配するイスラム過激派組織ハマスとの武力抗争に関連して報道番組のほかに、とりわけNHKで関連ドキュメンタリー番組の再放送や新放送が相次いでいます。新 Continue reading
共感――置き忘れてきたもの
遠藤格 ※ 英語で読みたい方はこちらからどうぞ。 ※ 2024年2月21日追記:「置き忘れた共感」より改題し、一部内容を改訂しました。 1.はじめに 聖地で怒りと恐怖に焚きつけられる際繰り返される暴力と破壊 Continue reading
特集87 教皇フランシスコから教わること
その声を頼りに 2024年、大きな震災と痛ましい空港事故で明けたこの年の最初の特集のテーマとして、昨年末からわたしたちの心に立ち現れてきていたのは、教皇フランシスコです。2022年製作の映画『旅するローマ教皇』が昨秋、公 Continue reading
現代世界に向き合うカトリック教会の姿勢――教皇フランシスコによる教皇庁機構改革に示されるもの
石井祥裕(AMOR編集部) はじめに 2019年11月23-26日、教皇フランスシコの日本訪問は、一般のニュースでも大きく報じられました。この出来事の副産物の一つが日本のメディアでそれまで「ローマ法王」とか「ローマ法王庁 Continue reading
バチカンの優先課題:青年教育と国際開発
山田真人(NPO法人せいぼ理事長) 私は、2020年4月から2023年11月まで、バチカンの組織内の「信徒、家庭、いのちの部署」(現在の日本語訳公式名称「いのち・信徒・家庭省」)に属するInternational You Continue reading