風よ あらしよ 劇場版

明治、大正時代に生きた伊藤野枝という女性をご存じでしょうか。瀬戸内寂聴(当時は瀬戸内晴美)氏が『美は乱調にあり』という小説で取り上げた女性です。私は大学時代、瀬戸内晴美氏の描く女性たちに魅了され、読みあさったことがありま Continue reading


縄文時代の愛と魂~私たちの祖先はどのように生き抜いたか~ 12.縄文時代の聖水

森 裕行(縄文小説家) 12.縄文時代の聖水  青春時代に覚えた歌は、その後の人生にまで影響を与えるようだ。私は川にまつわる歌で、「赤い鳥」が歌っていた「河」が好きだ。  河よ私を流しておくれ  河よ満(みつ)ることのな Continue reading


オスカー・ピーターソン

オスカー・ピーターソンというジャズピアニストをご存じでしょうか。私がオスカー・ピーターソンを知ったのは、大学に入学して2年目のことでした。ある日、下北沢駅のそばにあるジャズ喫茶マサコにただコーヒーを飲みに入った時です。ジ Continue reading


『海のアルメニア商人 アジア離散交易の歴史』

『海のアルメニア商人 アジア離散交易の歴史』重松伸司著、 集英社新書、2023年、1050円+税、本文208頁、   古代には自分たちの国がありながらも、大国の侵略を受けて離散(ディアスポラ)を強いられ、何度も Continue reading


一本の鉛筆から

伊藤 一子(レクレ-ション介護士、絵本セラピスト)  私は今、数独に嵌っています。数独の問題集を解くには、鉛筆と消しゴムが必須アイテムです。鉛筆で数字を書くと、六角形の鉛筆の握り心地のよさ、木材の感触、芯の滑らかさが、五 Continue reading


酒は皆さんとともに

ヒューガルデンホワイト

石川雄一(教会史家) 「とりあえずビール」が主流だった日本でも、ここ最近は色々な種類のビールを楽しめるようになりました。コンビニでも様々なクラフトビールや輸入ビールを買えるようになり、ラガー以外のビールも“市民権”を得る Continue reading


縄文時代の愛と魂~私たちの祖先はどのように生き抜いたか~11.縄文時代の灯火(ともしび)

森 裕行(縄文小説家) 11.縄文時代の灯火(ともしび)  微かな風で揺らぐ灯火を見ていると心が癒される。何か大切な生命(いのち)のように見え、見ているだけで自分にありのままになり優しい気持ちになれる。  そんな灯火を消 Continue reading


くまさん くまさん

伊藤 一子(レクレ-ション介護士、絵本セラピスト)  今年は、熊の被害が相次ぎました。人里へ出没するアーバンベアは、狂暴だと思われていますが、熊には熊の言い分をありそうです。どんぐりの不作のみならず、人と獣の住処を分ける Continue reading