縄文時代のイキイキ生活 ⑨環状墓壙群と冬至の光~縄文時代のエンブレム~

森 裕行(縄文小説家) スペインのサグラダ・ファミリアは信仰をもとに建てられた未完成の聖堂で、約150年かけて完成を目指していると言われる。一方、八王子市松木台には、縄文遺跡の環状墓壙(198基の土葬墓が環状に配置)があ Continue reading


『ジョン・ノックス スコットランド宗教改革の立役者』

伊勢田奈緒『ジョン・ノックス スコットランド宗教改革の立役者』、日本評論社、2024年、4,950円。 いわゆる英国の一角を占めるスコットランドは、様々な点で、イングランドとは異なった国です。例えば、スポーツでイングラン Continue reading


父と僕の終わらない歌

父と息子の関係は、娘にはわからない壁があるのかなと思うことがあります。そんなことをふと思い出す映画に出会いました。今回ご紹介する作品は、寺尾聰が18年ぶりに主演するもので、音楽と内容のバランスがとてもすてきな作品です。 Continue reading


余白のパンセ21 「風の家」さんぽ3 

  フランシスコ教皇のお墓にたむけられた白い薔薇から想うこと フランシスコ教皇が亡くなられて、パパさまの大理石のお墓に白い薔薇がたむけられたのを知りました。 一輪の白い薔薇は、幼子のイエスの聖テレジアとの繋がり Continue reading


『パディントン 消えた黄金郷の秘密』

世界最も有名なクマといったらなにを思い出しますか? くまのプーさんという人も、パンダという人もいるでしょう。では、映画で最も有名なクマといえば、なんといってもパディントンと思いませんか。第1作、第2作を見逃した私は、ぜひ Continue reading


「リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界」

戦争の記憶は当事者だけでなく、子々孫々まで伝えるべきものだと私は思っています。日本人は戦争の記憶を子どもや孫にまできちんと本当に伝えられているのだろうかと思うことが多くあります。安易に自分の思い通りにならないからといって Continue reading


縄文時代のイキイキ生活⑧魂と暦と祭の縄文時代~縄文時代のエンブレム~

  森 裕行(縄文小説家) めぐる季節の中で、愛そのものの魂を感じることが、人生にとってとても大事だと知ったのはいつだったのだろう。エリクソン(Erik Homburger Erikson 1902〜1994) Continue reading


『マルキオン 異邦の神の福音』

アドルフ・フォン・ハルナック『マルキオン 異邦の神の福音』津田謙治訳、教文館、2023年、5060円 前回のbook-zoom-inでは、近代ドイツのプロテスタント神学を代表する偉大な学者ハルナックの伝記を紹介しました。 Continue reading