使徒の手紙の朗読 答五郎……今回は「ことばの典礼」の6回目。ずっとミサの中で聖書を朗読する意味を考えているけれど、きょうは、第2朗読の使徒の手紙を考えてみるのはどうだろう。 瑠太郎……はい、聖書が神のことば Continue reading
カテゴリー: 歴史・文化
神さまの絵の具箱 11
末森英機(ミュージシャン) 神のくびきの亡命!! 果たせるかな。このせまい両肺のなかまで、あなたを囲い込み、この血のなかに、転がり込む、証しのみ言葉をいつかしら歌うために。血筋のその汚れ。口ずさむための、言葉に変えて、と Continue reading
《対話で探求》 ミサはなかなか面白い 25:イエスのことばと福音書の「語り」
イエスのことばと福音書の「語り」 答五郎 ……今回は「ことばの典礼」の5回目。前回はミサの中で聖書を朗読する意味をさらに考えて、聖書そのものの根っこに神の「呼びかけ」があるからではないか、ということを考えてみた。 &nb Continue reading
神さまの絵の具箱 10
末森英機(ミュージシャン) 天にあっては、真理の砦(とりで)をひとり守るカミ。地にあっては、真実の囲いをひとり編むカミ。私たち以外、だれひとり住みたがらない、このようなわびしいところ、わたしたちのからだに。玄関番のように Continue reading
《対話で探求》 ミサはなかなか面白い 24:はじめに「呼びかけ」があった
はじめに「呼びかけ」があった 答五郎 ……このシリーズ、20回目まではミサの式の第1部「開祭」のことを考えた。そして、21回目からはミサの式の中の「ことばの典礼」について始めている。今回はその4回目。聖書を Continue reading
エンドレス・えんどう 6
人は誰もが、人生の何処かで<私は何のために生きているのだろう?>と考える時期があると思います。僕の場合は、思春期に<生きる意味>を自らに問い、思いを巡らせていました。 『深い河』の中では、それぞれの登場人物が自らの人生経 Continue reading
神さまの絵の具箱 9
末森英機(ミュージシャン) 世界一、こころから追い払われるときにこそ、たましいがよろこぶさまが、聞こえる。「これらのことで、神さまはアブラハムを試された」(創世22:1)で始まる。あまりにも長いあいだ見捨てられていたから Continue reading
イヴォン・シャーウッド著『聖書テクストとその後の生命・西欧文化におけるヨナの生存』
たった4章だけの旧約聖書の小預言書、ヨナ書。そこに登場するヨナは、巨大な魚(鯨とは書かれていないが自然に想像してしまう)に呑み込まれたエピソードで有名である。この話のゆえにキリスト教美術でも人気がある。このヨナ書を、ヨー Continue reading
《対話で探求》 ミサはなかなか面白い 23:だれが語り、だれのために語るのか?
だれが語り、だれのために語るのか? 瑠太郎……典礼の聖書朗読をとおして神が語る、キリスト自身が語る、ということなのですが、だいぶ飛躍がある言い方なのではないでしょうか。 答五郎… Continue reading
神さまの絵の具箱 8
末森英機(ミュージシャン) マタイの福音書ではページをめくれば、〝キリスト・イエスの系図〟という血統(ちすじ)が描かれている。家族から家族へと順にたどっていくと、もっと、あらゆる闘いに勝てるのだろう。カヌーかタバコの紙で Continue reading