末森英機(ミュージシャン) 疵(きず)のない善。それを言うのは、滅びることのない悪である。その言葉をあらわすのは、イエスが、足の骨を折らずに、殺された、というしるしである。砕かれる者と、砕く者がいる。そして、にもかかわら Continue reading
カテゴリー: 歴史・文化
ことばの窓 5
限りある時間のなかで生きる現代の私たちにとって、本当に必要なことを選択して生きることは、大切である。だが、「むげんの」という詩のなかでは、さらに深い次元で〈すべてをすてたとき〉にこそ、視える領域のあることが Continue reading
スペイン巡礼の道——エル・カミーノを歩く 36
古谷章・古谷雅子 5月29日(月) テラリージョス・デ・ロス・テンプラリオス~エル・ブルゴ・ラ・ネーロ(1) 歩行距離:31.7km 行動時間:8時間40分 今日の行程は24kmでもよいのだが、休養十分なので調子がよけれ Continue reading
スペイン巡礼の道——エル・カミーノを歩く 35
古谷章・古谷雅子 5月28日(日) カリオン・デ・ロス・コンデス~テラディージョス・デ・ロス・テンプラリオス(2) 歩行距離:25.8km 行動時間:6時間 この日も、終点のレオンまでの配分にメドがたったので、カルサディ Continue reading
アート&バイブル 1:結び目をほどくマリア様
今月から「芸術を楽しむ」では、カトリック司祭稲川保明師による美術に関するシリーズ「アート&バイブル」を開始します。これは、主任司祭を務めるカトリック東京教区関町教会(東京都練馬区)にて2014年6月から開講しているキリス Continue reading
エンドレス・えんどう 10
服部 剛(詩人) 先日、静岡・修善寺で行われた川端康成についてのイベントに行きました。『伊豆の踊子』をベースにしながら川端の生涯を辿る映像がスクリーンに映し出され、主人公の書生がトンネルの闇に入っていくことで、物語は旅の Continue reading
《対話で探求》 ミサはなかなか面白い 40:朗読後の「神に感謝」
朗読後の「神に感謝」 答五郎……さて、「ことばの典礼」だけでも20回目になるが、きょうはもう一度ふり返ってみて、さらに気になるところがあったら考えてみよう。 聖子……見学していて Continue reading
スペイン巡礼の道——エル・カミーノを歩く 34
古谷章・古谷雅子 5月28日(日) カリオン・デ・ロス・コンデス~テラディージョス・デ・ロス・テンプラリオス(1) 歩行距離:25.8km 行動時間:6時間 快適な個室だったので、朝もいつもよりのんびり過ごした。6時20 Continue reading
神さまの絵の具箱 26
末森英機(ミュージシャン) 世界でいちばん不運で、幸せな、わたし。とは、どんなことがあろうとも、変えたくて、変えられなくて、でも、始まりだけが、春だと覚えていること。きれいに、疑うことを、知らないこと。酔っぱらいの、ユメ Continue reading
ユルゲン・ハーバマス/ヨーゼフ・ラッツィンガー著『世俗化の弁証法:理性と宗教について』
名誉教皇ベネディクト16世ことヨーゼフ・ラッツィンガーはどの立場から評価するにしても、第2バチカン公会議後の時代に足跡を残した神学者であることは間違いない。教皇として彼が発信したメッセージの背後にある精神を覗かれる一書の Continue reading