ブロードウェイの芝居を映画で観ることができる。これは楽しみだ、と松竹の試写室に向かった。 『シラノ・ド・ベルジュラック』を知らない人はいないだろう。この有名な芝居が初演されたのは、パリで1897年のことだという。戯曲はエ Continue reading
カテゴリー: 歴史・文化
ダンシングホームレス
ホームレスというと、どんなイメージを持っていますか。『ダンシングホームレス』というタイトルを見たとき、ホームレスが踊る? どこで? なんで? という疑問を抱いたまま、試写会場に足を運びました。 ホームレスというと、どうし Continue reading
劇場版 おいしい給食 Final Battle
皆、誰しも給食のお世話になったことがありますよね。そして給食に対する思いでもあることでしょう。私にとって給食の思い出はあまりいいものではありません。決しておいしいとも思えないものでした。そんな給食ですが、愛してやまないに Continue reading
Fukushima50
2011年3月11日に起こった東日本大震災は、間もなく九年が経とうとしている今も衝撃的な記憶として日本人の心に残っています。昨年11月に来日された教皇様も、東日本大震災の被災者との面談で、東日本大震災の三重災害について触 Continue reading
アート&バイブル 57:オリーブ山でのキリスト(ゲッセマネでの苦悩)
アンドレア・マンテーニャ『オリーブ山でのキリスト(ゲッセマネでの苦悩)』 稲川保明(カトリック東京教区司祭) これはイタリア・ルネサンス期、パドヴァ派の代表格とされるアンドレア・マンテーニャ(Andrea Mantegn Continue reading
ALL IS TRUE シェイクスピアの庭
シェイクスピアが49歳で執筆活動を引退した。まだまだこれからさらなる活躍が期待されていたであろう芸術家の断筆は、どのような理由からだったのか。「何故、こんなに才能に溢れた男が早くに引退したのだろう?」という謎を、シェイク Continue reading
ミサはなかなか面白い 97 ミサと洗礼……「入信の秘跡」という言葉
ミサと洗礼……「入信の秘跡」という言葉 問次郎 こんにちは。答五郎さん、少しテーマを別な方向にしてもいいですか。 答五郎 そうだね。ミサの流れに沿って Continue reading
名もなき生涯
フランツ・イェーガーシュテッター。この人のことを、映画を見る前に知っている人は日本ではほとんどいないでしょう。1907年に生まれ、1943年8月9日、処刑死を遂げた実在の人物。オーストリアの山村の一介の農民であったこのフ Continue reading
アート&バイブル 56:受胎告知
フィリッポ・リッピ『受胎告知』 稲川保明(カトリック東京教区司祭) この絵の作者は、フラ・アンジェリコ(1455年没)と同時代に活躍したフィリッポ・リッピ(生没年1406~1469)です。彼も修道者でしたが、自分で修道生 Continue reading
ミサはなかなか面白い 96 心の目と心の耳を開いて
心の目と心の耳を開いて 問次郎 こんにちは。今回は、久しぶりに僕から質問させてもらいます。 答五郎 おお、問次郎君、いいとも。ということは、ミサ全体に関係することかな。 &nbs Continue reading