柳沼千賀子著『聖フィリポ・ネリ 喜びの預言者』 ドン・ボスコ社、2010年。定価:800円+税 202頁 「ロヨラの聖イグナチオや聖フランシスコ・ザビエルらと同時代を生きた聖人の魅力にあふれる伝記」 15世紀のイタリアで Continue reading
カテゴリー: 歴史・文化
こころを開く絵本の世界 13
山本潤子(絵本セラピスト) アイ・メッセージ 相談業務を続けていると相談者さんの共通点に気が付きます。自分の気持ちを私に話してくれるのですが、私にはよく理解できても、それが相手には届かない、言い合いになっ Continue reading
ギャング・オブ・アメリカ
20世紀のアメリカを舞台にイタリア人移民の家族や愛、信仰といったテーマを見事に扱った『ゴッドファーザー』シリーズは、マフィア映画の金字塔としてだけでなく、人間ドラマの不朽の名作として映画史に刻まれています。そんな『ゴッド Continue reading
クレッシェンド 音楽の架け橋
以前、日本で「NPO 聖地のこどもを支える会」を主催する方にお目にかかったことがあります。その方は、イスラエルとパレスチナのこどもたちを日本に呼び、日本のこどもたちと交流をすることで、平和への基盤を作る活動をしている方で Continue reading
名付けようのない踊り
田中泯という人をご存じでしょうか。私が田中泯を意識したのは映画俳優としてデビューした『たそがれ清兵衛』でした。これまでの殺陣とはまったく違うなんとも不思議な演技でした。その存在感は、昨年公開された『HOKUSAI』でも発 Continue reading
こころを開く絵本の世界 12
山本潤子(絵本セラピスト) 絵本と哲学 私の生まれた地方では11月後半になると冬支度が始まります。庭の植木に雪吊りを、1階の掃き出し窓や縁側の窓には雪囲いをします。日当たりの良い南側の部屋は冬の間は昼間で Continue reading
「コーダ あいのうた」
耳が聞こえない方の家に行くと、不思議なほど音のない世界に引き込まれていきます。普段感じたことのない外の世界の音だけが気になってきます。これは私が学生時代にボランティアで伺ったある家庭での実感です。音のない世界というのは、 Continue reading
安魂(あんこん)
『こどもしょくどう』で第44回カトリック映画賞を受賞した日向寺太郎監督が、日中国交正常化50周年に日中合作で取り組んだ作品である。 原作は中国国家一級作家に認定されている周大新の同名小説である。周氏は中国の一人っ子政策の Continue reading
『中世教皇史』
ジェフリー・バラクロウ『中世教皇史【改訂増補版】』藤崎衛訳、八坂書房、2021年。定価:3800円+税 341頁 英国の歴史家バラクロウ(1908〜1984)による『中世教皇史』(原題:“The Medieval Pap Continue reading
こころを開く絵本の世界 11
山本潤子(絵本セラピスト) いるだけで 2022年、寅年、新しい年を迎えました。 「明けましておめでとうございます」の挨拶を交わしながら、今年はどんな物語が描かれていくのかとワクワクしています。出会う人 Continue reading