縄文時代の愛と魂~私たちの祖先はどのように生き抜いたか~ ⑭ヒスイから垣間見る魂への想い

   森 裕行(縄文小説家) 14.ヒスイから垣間見る魂への想い 6歳のころだったか、隣の祖父母の家で近所の友達と祖母で語り合っていたが、緑色が急に話題になった。祖母が緑のことをアオと言ったのだ。「みどりだよ!」学校でも Continue reading


縄文時代の愛と魂~私たちの祖先はどのように生き抜いたか~ 12.縄文時代の聖水

森 裕行(縄文小説家) 12.縄文時代の聖水  青春時代に覚えた歌は、その後の人生にまで影響を与えるようだ。私は川にまつわる歌で、「赤い鳥」が歌っていた「河」が好きだ。  河よ私を流しておくれ  河よ満(みつ)ることのな Continue reading


縄文時代の愛と魂~私たちの祖先はどのように生き抜いたか~⑪ 縄文時代の灯火(ともしび)

森 裕行(縄文小説家) 11.縄文時代の灯火(ともしび)  微かな風で揺らぐ灯火を見ていると心が癒される。何か大切な生命(いのち)のように見え、見ているだけで自分にありのままになり優しい気持ちになれる。  そんな灯火を消 Continue reading


縄文時代の愛と魂~私たちの祖先はどのように生き抜いたか~⑩

森 裕行(縄文小説家) 10.生命(いのち)を頂いて生きる   食事と排泄は私たちが生きものであることを実感する行為である。最新の生物学の成果によると。人は不要になった細胞等を破壊し排泄する。そして、それを補うかのように Continue reading


縄文時代の愛と魂~私たちの祖先はどのように生き抜いたか~⑨

森裕行(縄文小説家) 縄文時代に自己贈与型の統合された地母神信仰があり、それが厳しい時代を生き抜く糧となっていたのではないだろうか。 9.縄文時代人の信仰  どんな時でも健やかに生きるためには、哲学や宗教といった『何のた Continue reading


縄文時代の愛と魂~私たちの祖先はどのように生き抜いたか~⑧

森裕行(縄文小説家) 災害は私たちの心配事であるが、縄文時代の祖先たちは一万年以上の歴史の中で様々な災害に出会い生き延びてきた。その経験や意味を振り返ってみよう。 8.災害の中でも命を紡ぐ 山梨県南アルプス市ふるさと文化 Continue reading


縄文時代の 愛と魂~ 私たちの祖先はどのように 生き抜いたか~ ⑦

森裕行(縄文小説家) 約5000年前の八王子市宮田遺跡の土偶は頭部を欠損した土偶であるが、一握りの土塊から復元しさらに欠損した頭部まで復元しようという試みがあった。土偶を通し作者と復元者の対話から縄文人のリアルがあぶり出 Continue reading


縄文時代の愛と魂~私たちの祖先はどのように生き抜いたか~⑥ 

森 裕行(縄文小説家) 約5000年前に八王子市の宮田遺跡4号住居址の周溝で発掘された「子抱き土偶」。前回は出産直後の母子像ではないかと推定したが、今回は当時の文化状況などを検討し、さらに土偶のリアルに迫ってみる。 6. Continue reading


縄文時代の愛と魂~私たちの祖先はどのように生き抜いたか ②東京のストーンサークル

森 裕行(縄文小説家) 鏡餅が縄文時代の蛇信仰と関わりが深いというお話を前回したが、神奈備型などの山は神山として昔から大切にされていた。有名な神山は三輪山だと思うが、近くの奈良盆地南部の大和三山もそうである。そんな奈良の Continue reading