ひでか(大学院生) 皆さんは永井隆という人物をご存知でしょうか。長崎の原爆で被爆した博士としてご存じの方もいらっしゃるかもしれません。しかし私は大学の授業で学ぶまで永井隆について深く知る機会はありませんでした。また彼はキ Continue reading
投稿者: natsuki
歴史の関係者になっていくということ
中野春香(純心聖母会) 私の祖父母は90歳近くなり、いよいよ足も弱ってきた。小学生の頃、戦争について祖父母に聞いてみたことがある。当時まだ5、6歳だった祖母は、疎開先の広島の田舎から原爆の光を見て、「大きな花火みたい」だ Continue reading
被爆地広島と長崎の平和祈念式典
被爆地広島では8月6日、原爆が投下された8時15分から広島平和公園で、広島平和記念日として式典が行われています。その中で被曝50周年を迎えた1995年から子どもたちによる「平和の誓い」が読まれています。広島の子どもならで Continue reading
「平和旬間」(8月6日~15日)というメッセージ~~日本のカトリック教会が続ける原爆体験からの平和への取り組み~~
「日本カトリック平和旬間」というものがあります。広島の原爆の日、長崎の原爆の日、そして終戦記念日という三つの日を軸に構成される期間で、被爆地の広島、長崎をはじめ全国の教会で、原爆、戦争と平和についての学びと祈り、そして交 Continue reading
原爆を描いた二つの映画
中村恵里香(ライター) オッペンハイマー 第96回アカデミー賞の13部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、主演男優賞など、7部門で受賞を果たした「オッペンハイマー」をご覧になったでしょうか。1945年8月、日本に落とされ Continue reading
ママのばか(4)親ガチャ外れた
片岡沙織 「親ガチャ外れた」 先日、とある生徒がこんな題名を付けて作文を書いてきました。私はびっくりして、そしてその内容が気になりすぎて、夢中で読んでしまいました。それは一瞬で心が奪われる文章でした。親への恨みつらみを、 Continue reading
Doing Charity by Doing Business(14)
山田真人 前回は、チャリティとフィランソロピーという言葉を用いて、現在学校教育などで取り入れられているフェアトレード学習について触れました。そして、何がフェアと言えるのかは、識別の作業が必要であるとも述べました。今回は、 Continue reading
特集93 心の中からミャンマーへ
ひとつの国を想うこと 今月のテーマは、ミャンマーです。広く、アジアの諸国・諸地域の歴史・風土・文化に視野を広げていこうという取り組みの新たな一歩です。もちろん、世界のすべての地域、国、人々に関心を向けていくという壮大な展 Continue reading
『ビルマの竪琴(たてごと)』 から卒業しよう!―日本人に求められるミャンマーの文化と人々への等身大の理解
根本 敬けい(上智大学名誉教授) はじめに ミャンマー(ビルマ)といえば、50代以上の日本人の少なくない人々は、竹山道雄の名作『ビルマの竪琴』を思い出すのではないか。たとえ正確なストーリーは知らなくても、題名くらいは聞い Continue reading
〈法の支配〉を求めて―国軍支配に抗うクーデター下のミャンマー国民
根本 敬(上智大学名誉教授) クーデターから3年半 国際報道の変化は目まぐるしい。昨年10月以降、イスラエルの攻撃で悲惨な状況に陥っているガザに関するニュースが多く流れているが、あれほど報道されたロシアの侵略によるウクラ Continue reading