特集51 SIGNISをご存じですか?


コミュニケーションへの自覚を深める現代に

2021年、「今年は何の年」と、さまざまな歴史上の出来事が回想されていることでしょう。なによりも東日本大震災から10年という時がまもなく迫ってきますが、その前に、今年の幕開けにあたって取り上げるのは今年設立20周年を迎えるSIGNISです。

このウェブマガジンの母体になる活動団体として「AMOR--陽だまりの丘」とは?でも紹介しているSIGNIS――教皇庁公認の「コミュニケーションのための全世界カトリック協議会」は、全世界130ヶ国以上から、ラジオ、テレビ、映画、ビデオ、メディア教育、インターネット・メディアに携わる人々や団体によって構成されている非政府組織です。その存在と活動の今、とくにSIGNIS JAPAN (カトリックメディア協議会)の歩みと最近の様子、その中枢に携わっている人々の声をお届けします。

ものを見聞きし、話し、読み、書き、伝え、残すという基本行動の豊かな展開の中にあるわたしたちの生活。そのど真ん中をとらえ、意識化し、考え合うことが、信仰生活、教会生活にとっても根本的なこととして気づかれるようになっておよそ100年。この人間の本質的な営みが福音宣教の使命と、まさにがっぷりと、本質的に不可分に結びついていることが自覚され、ソーシャル・コミニュケーションとそれを織りなすさまざまな手段=メディア、それを動かす人の意識が問われてきた近現代の教会です。

20世紀の歩みの中で、出版・新聞・映画・放送などさまざまな部門ごとに生まれてきた国際協力活動が2001年に大きく統合され、教皇聖ヨハネ・パウロ2世により、「しるし」(Signum)というラテン語にちなんでSIGNISと命名されて20年。その歩みは、世界においても日本においても、もちろん多くの課題をはらんでいます。同時に、そこには限りない期待とニーズ、そして希望が秘められています。SIGNIS、それに関連するさまざまな使命と活動、かかわっている人々の存在に、世界全体が揺らいでいる今、新たに目を向けていきたいと思います。

 

SIGNISのロゴ。

世界のSIGNIS、SIGNISの世界

カトリック(普遍)を体験する恵みの体験

SIGNIS JAPAN事務局長としてのミッション:これまでの歩みと使命

日本カトリック映画賞とは?

SIGNISでの学び――暴力、広告、宗教

展望としての「ソーシャル・コミュニケーション」

シグニスの魅力:2017年のジャーナリストミーティングを振り返って

 シグニス・アジア会議と東アジア会議を振り返る

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

thirteen − 10 =