AMOR突入5年目への抱負――企画協力第二世代のメンバーからのメッセージ


祝AMOR5周年!――これからも堅苦しくないキリスト教を伝える道具に

ウェブマガジンAMOR5周年(木祝)おめでとうございます。継続されてこられた皆様の並々ならぬご尽力に敬意を表します。振り返ってみますと、2017年の夏から、貴重な事業の一端をお手伝いするようになりました。

日本のキリスト教活字メディアには、すでに多くのものがありますが、「紙媒体か、ネット媒体か」「有料媒体か、無料媒体か」「伝統的媒体か、新媒体か」というところに個性があると思います。AMORは「ネット媒体・無料媒体・新媒体」というところに特徴があります。活字メディアは、依然として「紙媒体・有料媒体・伝統的媒体」が根強く利用されていますが、AMORの形態は、ネット環境さえあれば、お金を使わなくとも、世界中のどこからでも、差別なく読むことができるものです。

内容も、硬軟さまざまあり、キリスト教の多様な魅力を伝える試みが、一人ひとりの視点からなされています。何より、まだまだ堅苦しいところのあるキリスト教を、噛み砕いて読者に伝えようとする機運に溢れています。運営スタッフが、ほとんど手弁当で協働しておられることもAMORの特徴です。これからも、ご支援をよろしくお願いします。

(倉田夏樹)

 

AMOR5周年目突入にあたり思うこと

調べてみたら2017年12月くらいから、AMORの活動にかかわってきました。

個人的に遠藤周作が好きだった私は、それに関連した投稿文に興味をもち、その後絵画や音楽、紀行文、映画の紹介などなど多彩な文章に目を通して「小さなグループなのにすごいなぁ」と思っているうちにいつの間にか仲間になっていました。

AMORはキリストの福音を延べ伝えるウェブマガジンです。キリストの教えを前面に紹介するのではなく、その福音を伝えることを目指しています。普段の生活の中に福音を感じるとき。たわいのない何気ないやりとりにキリストの愛を感じるとき。そんな一瞬の思いを切り取って皆さんと共有したい。そんな気持ちからいつの間にか断ってきていた寄稿もするようになってしまいました。

日頃の生活の中にキリストの愛を見つけて皆さんと共有する。そんな仲間が広がっていくことを望みます。

5周年目突入にあたり、更に世界に仲間が広がっていきますように。

(あき)

 

宗教の日常的(実質的)な姿

宗教とか神といった言葉を聞くと何か非日常的で崇高なもの、何か特殊なものと思うかもしれない。殉教のような劇的な出来事、大部分の人が到達できないような偉人の思想を連想するかもしれない。あるいは新しい考えを持つ人々との対立を招くような、古臭いエゴイスティックな価値観と思われるかもしれない。けれども宗教生活の大部分は日常的であり、特別理想化したり、反対に、世の中にとって価値のないものとみなしたりするようなものではない。宗教は奇跡や戦争ばかりではなく、何よりも日常生活の事態である。

キリスト教を代表して、あるいは第三者の観点から「『キリスト教は』こうこうである」と語る立場の人々の言葉から知識を得ることにはひとつの意味がある。同時に、「キリスト教徒である『私は』こうこうである」という私的な話を聞くことは、別の意味がある。AMORには、「私は……」「私たちは……」という話がたくさんあり、その多くは日常的なものである。その日常的な話が実は宗教生活の実質であり、宗教を知るにはその実感の世界に入ることが不可欠だ。多くの「私は……」の世界から、キリスト教生活の実質に触れていただきたいと思う。

(矢ヶ崎紘子)

 

共に生きることば

ウェブマガジンAMORの創刊4周年、5年目のスタート、おめでとうございます。私は大学卒業後からお世話になっていますが、本当に多くの方々の記事や、参加の中で共に成長できることを嬉しく思います。クリスチャン系のニュースサイトはそれなりに存在しますが、ニュース的な部分がほとんどないこのようなサイトは、本当に貴重な存在だと感じます。

今の時代、若い人たちはYouTubeや動画などのコンテンツの方に人気があるといいますが、どうなのでしょうか。私はあまり、人間や物事の物理的な可視的な部分よりも、テキストなどの言葉や音や光とか、そこまで派手に見えないものの中にこそ、価値を感じます。そして、テキストは人間の内面を刷新し、その豊かさが時には可視的なものを大きく変えることもあると感じています。

私の感じるAMORの良さの中には、ゆるい「エキュメニカル」という側面もあります。このように、当たり前では全くないのですが、カトリック教会の中のウェブマガジンの中で、プロテスタント教会であるルーテル教会の信徒の私が記事を書くということ自体が、特殊だと感じます。そして、それでも編集委員の方々からも理解をいただき、スムーズに活動でききるというのか、共に前進を続けられることは、私にとっては大きな恩恵です。マルチン・ルターが活版印刷の恩恵を受け、1517年に宗教改革が進みました。それから500年が経過し、私が今現在このようにWEBマガジンの恩恵を受けていることも、何か深い関係があるように思います。このように様々なメディアや媒体を通して、神は常に働いていて、それを伝えることが使命だと感じています。

これからも、ウェブマガジンAMORをよろしくお願いします。

(酒井瞳)

 


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