石川雄一(教会史家) イスラエルを舞台とした旧約聖書や新約聖書には、数えきれないほど頻繁にワインが登場します。例えば、エステルはぶどう酒が供される宴の場でハマンを糾弾(エス7・1-7)し、ユディトはホロフェルネスをぶどう Continue reading
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『海のアルメニア商人 アジア離散交易の歴史』
『海のアルメニア商人 アジア離散交易の歴史』重松伸司著、 集英社新書、2023年、1050円+税、本文208頁、 古代には自分たちの国がありながらも、大国の侵略を受けて離散(ディアスポラ)を強いられ、何度も Continue reading
ヒューガルデンホワイト
石川雄一(教会史家) 「とりあえずビール」が主流だった日本でも、ここ最近は色々な種類のビールを楽しめるようになりました。コンビニでも様々なクラフトビールや輸入ビールを買えるようになり、ラガー以外のビールも“市民権”を得る Continue reading
『平和憲法をつくった男 鈴木義男』
『平和憲法をつくった男 鈴木義男』仁昌寺正一著、 筑摩書房(筑摩書房選書)、2022年、1800円+税、本文352頁、 鈴木義男という人をご存知でしょうか。私は、今回紹介する『平和憲法をつくった男 鈴木義男 Continue reading
ドンペリニヨン
石川雄一(教会史家) クリスマスや忘年会のある12月に続き、お正月や新年会のある1月、年末年始には乾杯をする機会が増えます。シャンパーニュ・ワイン(シャンパン)は、こういった祝いの席に彩を添えます。そんなシャンパーニュの Continue reading
『オスマン帝国英傑列伝 ――600年の歴史を支えたスルタン、芸術家、そして女性たち』
『オスマン帝国英傑列伝 ――600年の歴史を支えたスルタン、芸術家、そして女性たち』小笠原弘幸著、 幻冬舎新書、 1,056円(税込) 2020年、新書判 ・ 本文336頁、 トルコの歴史上、最も強力な勢力 Continue reading
アナトリアの教会史
石川雄一(教会史家) 現在のトルコ共和国の面積のほとんどは、小アジアとも呼ばれるアナトリア半島によって占められています。この地に遊牧民族であったトルコ人が本格的に住むようになったのは11世紀後半からであり、それまでの約1 Continue reading
エフェス
石川雄一(教会史家) 新約聖書に収められている「エフェソの信徒への手紙」は、パウロがエフェス(エフェソスやエフェソ、エペソとも)の教会に宛てた書簡であると伝統的に理解されてきました。聖書学の発展により執筆者や宛先について Continue reading
『ヘボン伝 和英辞典・聖書翻訳・西洋医学の父』
『ヘボン伝 和英辞典・聖書翻訳・西洋医学の父』岡部一興著、 有隣堂、 1,320円(税込) 2023年8月25日、新書判 ・ 本文224頁、 ひらがな、カタカナ、そして漢字を用いる日本語をアルファベットで Continue reading
サンタ・テレーザ
石川雄一(教会史家) 10月、カトリック教会ではテレジアという名の二人の偉大な教会博士の聖女を祝います。つまり、10月1日に祝われる小テレジアと、10月15日に祝われる大テレジアです。小テレジアと呼ばれるリジューのテレー Continue reading