服部 剛(詩人) 遠藤文学について時々語らう年上の友とバーへ行き、カウンターで『深い河』についての話になりました。 文学に造詣の深い彼は、グラスを傾けながら少し眉間にシワを寄せて、「なぜ遠藤さんは晩年になってインドに赴き Continue reading

服部 剛(詩人) 遠藤文学について時々語らう年上の友とバーへ行き、カウンターで『深い河』についての話になりました。 文学に造詣の深い彼は、グラスを傾けながら少し眉間にシワを寄せて、「なぜ遠藤さんは晩年になってインドに赴き Continue reading
古谷章・古谷雅子 6月1日(木) レオン~サンティアゴ・デ・コンポステーラ 移動距離:鉄道で400km 行動時間:5時間半 予約した列車は午後2時過ぎ発車なので、午前中にレオン大聖堂(サンタ・マリア・デ・レグラ大聖堂)に Continue reading
シャルル・ル・ブラン『聖家族(聖家族と眠る幼子イエス)』 稲川保明(カトリック東京教区司祭) シャルル・ル・ブラン(Charles Le Brun, 生没年1619~1690)は、第2回で紹介した芸術家です。19歳の若さ Continue reading
聖家族の絵画にもしばしば登場するマリアの母アンナは聖書外典で登場する人物だが、熱心な崇敬が向けられ、美術にも盛んに描かれるようになった。聖アンナ像を生み出した中世末期の人々の信仰心に目を向けた書を紹介しよう: ヴァージニ Continue reading
古谷章・古谷雅子 5月31日(水) ビジャレンテ~レオン 歩行距離:13km 行動時間:3時間15分 さていよいよ今回のゴール、標高838mのレオン到着だ。トリオ川に架かる橋プエンテ・カストロを渡ると歓迎の小さな案内所 Continue reading
末森英機(ミュージシャン) 「あなた以外の、生き物が、流す涙を、あなたは見たことがないのですか?」 「身体を蹴られているんですよ」 「他人(ひと)の不幸は、あなたの不幸ではないのですか?」 「ひとが苦しめば、あなたも苦し Continue reading
文学や芸術は、ときに哀しみを浄化するであろう。なかには様々な天気を通り抜けた後に、日向(ひなた)を見出す詩人がいてもいい。日々の出来事を旅人のように味わい、自らを謳歌(おうか)する権利も、人間にはある。「こ Continue reading
古谷章・古谷雅子 5月31日(水) ビジャレンテ~レオン(1) 歩行距離:13km 行動時間:3時間15分 6時半起床、7時20分出発。ビジャレンテから緩い登りで880mのアルト・デル・ポルティージョの丘を越えてレオ Continue reading
ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ『ひわの聖母』 稲川保明(カトリック東京教区司祭) ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ(生没年1696~1770)はルネサンス最後期の画家であり、18世紀のイタリアを代表する偉大 Continue reading
末森英機(ミュージシャン) 死が近づく。呼吸は出口を求める。そのとき、ひとりひとりの人間は、その胸に、最後の審判の朝を、はたして、見ているのだろうか。それとも、底なしの闇の時間を、さらに、眠り続けて、いるのだろうか。 あ Continue reading
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