アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン

私が子どもの頃には、ゴスペルという言葉は聞いたことがありません。当時語られていた言葉は黒人霊歌です。ある時から突然ゴスペルという言葉が聞き慣れたものとなりました。そんなことを思い出したのは、今回ご紹介する「アメイジング・ Continue reading


アート&バイブル 86:キリストの洗足

パルマ・イル・ジョヴァネ『キリストの洗足』 稲川保明(カトリック東京教区司祭) 『キリストの洗足』という作品はティントレットにもあり、以前にも紹介しました(アート&バイブル22)。このパルマ・イル・ジョヴァネ(Palma Continue reading


余白のパンセ 7 イエスの微笑につつまれて

鵜飼清(評論家) 鶴見俊輔さんは、漫画が大好きで、漫画について独自の評論を書かれています。幼い頃に、漫画によってこころが救われたという経験を持っているからということのようで、その漫画への愛着は一つの思想となって残されてい Continue reading


余白のパンセ 6 思い出のプラットホーム――井上洋治神父の姿と本郷での出版人生を追いながら

鵜飼清(評論家) JR飯田橋駅のプラットホームのベンチに、井上洋治神父が腰を下していたという1975年のある日の午後。井上神父は、北洋社という出版社の社長さんに会うために待っていたといいます。 「日本人の心情でとらえたイ Continue reading


アート&バイブル 82:大祭司の前のキリスト

ヘラルト・ファン・ホントホルスト『大祭司の前のキリスト』 稲川保明(カトリック東京教区司祭) この絵の作者、ヘラルト・ファン・ホントホルスト(Gerard van Honthorst, 生没年1592~1656年)は、ネ Continue reading