『現代ギリシア詞華集: ギリシア国家文学賞受賞詩人作品集』

『現代ギリシア詞華集: ギリシア国家文学賞受賞詩人作品集』福田耕佑訳、竹林館、2025年、3,850円。 新約聖書はギリシア語で書かれ、初代教会もギリシア語を用いていました。多くの教父がギリシア語で著作を残し、初期キリス Continue reading


生きがい/能登の声

災害大国日本という声がだんだん大きな声としてニュースなどで報じられています。今あることに目を奪われ、過去のことを忘れやすい人間にとって、次々に起こる災害にどう向かっていけばいいのか。そして、私たちになにができるのかに日々 Continue reading


縄文時代のイキイキ生活 ⑩冬至の光のメッセージ(前編) ~縄文時代のエンブレム~

森 裕行(縄文小説家) 「縄文人からの予想外のメッセージと出会う」。それが今の正直な心境である。20歳の時(1971年)、夏休みに広島県の父の実家でブドウ畑の出荷の手伝いをしたとき、ブドウ畑の合間を自転車で疾走するとセミ Continue reading


酒は皆さんとともに

サンタ・クリスティーナ

伝統的にカトリック教会では7月24日に聖クリスティーナを記念します。古代に苛烈な拷問を受けて殉教した聖クリスティーナは、中部イタリアを中心に崇敬を集め、「サンタ・クリスティーナ」というワインの名前にもなっています。今回は Continue reading


それでも私は Though I’m His Daughter

自分で選ぶことのできないものとして、自分が生まれる環境があります。ニュースなどの報道番組を観ていると、犯罪者の家族をまるで犯罪者のように扱うことがあります。犯罪者の家族は、犯罪者ではないと思うのですが、日本ならではの報道 Continue reading


酒は皆さんとともに

ヴァン・マリアーニ

2025年5月8日、コンクラーヴェで選ばれたプレヴォスト枢機卿は、レオを名乗る14人目の教皇となりました。大教皇と呼ばれる聖レオ1世、カール大帝を戴冠した聖レオ3世、中世に教会刷新を主導した聖レオ9世、芸術を保護するあま Continue reading