シャンタル・アケルマン映画祭より『わたし、あなた、彼、彼女』

皆様はベルギーと聞いて何を連想されますか? ワッフルやチョコといった甘味でしょうか、それともビールやムール貝といった独自の酒文化でしょうか。食文化の他にもベルギーは豊かな芸術文化の歴史があります。歴史的にはフランドルと呼 Continue reading


ALLYアライになりたい~わたしが出会ったLGBTQ+の人たち

『ALLYアライになりたい~わたしが出会ったLGBTQ+の人たち』 小島あゆみ、かもがわ出版、2021年。定価:1600円+税 186ページ 「ALLYアライ」という言葉を知っていますか。アライとは、性的マイノリティ(少 Continue reading


オードリー・ヘプバーン

今日はヘレナ・コーン監督の映画「オードリー・ヘプバーン」をご紹介します。 オードリーと言えば、「ローマの休日」「ティファニーで朝食を」などの数多くの作品に登場し、そのきらきらした目の優しい笑顔と気品のある仕草はあっという Continue reading


『聖ニューマンの生涯 教会の改革に生涯を捧げた転会者の心の物語』

柳沼千賀子[著] 阿部仲麻呂[解説] 『聖ニューマンの生涯 教会の改革に生涯を捧げた転会者の心の物語』 教友社、2021年 定価:1540円 192ページ 2019年にジョン・ヘンリー・ニューマンという人物が列聖されまし Continue reading


見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界

ヒルマ・アフ・クリントという画家をご存じでしょうか。20世紀初頭、抽象画の世界を作り出したというカンディンスキーやモンドリアンよりも早く抽象的絵画を描いていた画家がいました。その人がヒルマ・アフ・クリントです。 1862 Continue reading


ジャック・リヴェット映画祭『デュエル』

1950年代から盛んになったヌーヴェル・ヴァーグ運動は映画史を語る上で欠かせません。技術や技法の上での革新のみならず、同時代の哲学思潮とも響きあう形で映画芸術を深化させたヌーヴェル・ヴァーグは、映画の歴史のみならず人類の Continue reading


キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性

映画というと、脚光を浴びるのは、出演者と監督ですが、映画制作にはさまざまな人が携わっています。脚本ができあがると、その脚本のイメージを具現化するために俳優陣を選ぶ最初の仕事は、キャスティングです。映画を作るときに一番大切 Continue reading


こころを開く絵本の世界 15

山本潤子(絵本セラピスト)   揺れながら  春らしい陽射しを感じる今日この頃、先月までは真っ暗だった私の起床時間にビルの谷間から朝日が上るようになりました。それでも早朝はまだまだ寒く、一晩かけて体温と馴染んだ Continue reading