丹下和彦『ご馳走帖: 古代ギリシア・ローマの食文化』、未知谷、2023年、1980円。 マムレの樫の木の下での食事、過越の食卓、カナの婚宴、最後の晩餐など、聖書には印象的な食事の場面がいくつも描かれています。「上質の小麦 Continue reading

丹下和彦『ご馳走帖: 古代ギリシア・ローマの食文化』、未知谷、2023年、1980円。 マムレの樫の木の下での食事、過越の食卓、カナの婚宴、最後の晩餐など、聖書には印象的な食事の場面がいくつも描かれています。「上質の小麦 Continue reading
自分で選ぶことのできないものとして、自分が生まれる環境があります。ニュースなどの報道番組を観ていると、犯罪者の家族をまるで犯罪者のように扱うことがあります。犯罪者の家族は、犯罪者ではないと思うのですが、日本ならではの報道 Continue reading
2025年5月8日、コンクラーヴェで選ばれたプレヴォスト枢機卿は、レオを名乗る14人目の教皇となりました。大教皇と呼ばれる聖レオ1世、カール大帝を戴冠した聖レオ3世、中世に教会刷新を主導した聖レオ9世、芸術を保護するあま Continue reading
森 裕行(縄文小説家) スペインのサグラダ・ファミリアは信仰をもとに建てられた未完成の聖堂で、約150年かけて完成を目指していると言われる。一方、八王子市松木台には、縄文遺跡の環状墓壙(198基の土葬墓が環状に配置)があ Continue reading
伊勢田奈緒『ジョン・ノックス スコットランド宗教改革の立役者』、日本評論社、2024年、4,950円。 いわゆる英国の一角を占めるスコットランドは、様々な点で、イングランドとは異なった国です。例えば、スポーツでイングラン Continue reading
父と息子の関係は、娘にはわからない壁があるのかなと思うことがあります。そんなことをふと思い出す映画に出会いました。今回ご紹介する作品は、寺尾聰が18年ぶりに主演するもので、音楽と内容のバランスがとてもすてきな作品です。 Continue reading
スコットランドのアラン島は、スコッチの名産地として知られていました。といっても、アラン島で造られるウィスキーのほとんどは、違法な密造酒でした。1707年、スコットランドと合併したイングランドが、酒税を強化したため、スコッ Continue reading
世界最も有名なクマといったらなにを思い出しますか? くまのプーさんという人も、パンダという人もいるでしょう。では、映画で最も有名なクマといえば、なんといってもパディントンと思いませんか。第1作、第2作を見逃した私は、ぜひ Continue reading
戦争の記憶は当事者だけでなく、子々孫々まで伝えるべきものだと私は思っています。日本人は戦争の記憶を子どもや孫にまできちんと本当に伝えられているのだろうかと思うことが多くあります。安易に自分の思い通りにならないからといって Continue reading
超高齢化社会の中、70歳以上の3人に1人が認知症だという統計がありますが、自宅で認知症の高齢者を見る介護生活は、私自身体験し、その過酷さは身をもって知っていますが、映画にするとどうなんだろうと思っていました。ドキュメンタ Continue reading
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