酒は皆さんとともに

アバディア・レトゥエルタ

ローマ帝国衰退後、ゲルマン系の西ゴート王国が建てられたイベリア半島には、711年、北アフリカを経由してイスラーム勢力が流入してきました。瞬く間に西ゴート王国を滅ぼしたイスラーム勢力は、その勢いでイベリア半島の大部分を征服 Continue reading


縄文時代のイキイキ生活⑫ 神像筒形土器を追って~夏の縄文旅行~

 森 裕行(縄文小説家) ある経験を境に人生が変わるということがあるようだ。意識できる経験もあるが、その時は気づかなくても後ではっとする無意識の経験がきっかけにも。 縄文人は日の出や日の入といった昼と夜の境目、冬至や夏至 Continue reading


「風琴」〜あるリードオルガン修復家のあしあと〜

子どもの頃、小学校の教室の一番前に置かれていた足踏みオルガンは、リードオルガンといい、明治時代には「風琴」と呼ばれていたといいます。 そもリードオルガンは、日本では世界に類を見ないかたちで普及し、日本が世界最大の産地にな Continue reading


縄文時代のイキイキ生活 ⑪冬至の光のメッセージ(後編) ~環状集落と光のメッセージ~

森 裕行(縄文小説家) 学生のころ、小説を書いていた先輩の下宿に泊まった時、「暑い夏には寒い冬の小説を書くのだ」と言っていたことを、何故か思い出した。エアコンもさほど普及していなかった時代だったので素晴らしい知恵だと感心 Continue reading


『現代ギリシア詞華集: ギリシア国家文学賞受賞詩人作品集』

『現代ギリシア詞華集: ギリシア国家文学賞受賞詩人作品集』福田耕佑訳、竹林館、2025年、3,850円。 新約聖書はギリシア語で書かれ、初代教会もギリシア語を用いていました。多くの教父がギリシア語で著作を残し、初期キリス Continue reading


生きがい/能登の声

災害大国日本という声がだんだん大きな声としてニュースなどで報じられています。今あることに目を奪われ、過去のことを忘れやすい人間にとって、次々に起こる災害にどう向かっていけばいいのか。そして、私たちになにができるのかに日々 Continue reading


縄文時代のイキイキ生活 ⑩冬至の光のメッセージ(前編) ~縄文時代のエンブレム~

森 裕行(縄文小説家) 「縄文人からの予想外のメッセージと出会う」。それが今の正直な心境である。20歳の時(1971年)、夏休みに広島県の父の実家でブドウ畑の出荷の手伝いをしたとき、ブドウ畑の合間を自転車で疾走するとセミ Continue reading