齋藤克弘 前回は楽譜の起源についてのお話でした。最初の楽譜には「線」がなかったというのには驚いた方もられたでしょうか。 ところで、皆さんは楽譜をすらすら読めますか。「楽譜を読む」なんて変な言い方だと思われるかもしれません Continue reading
カテゴリー: 歴史・文化
《対話で探求》 ミサはなかなか面白い 11:「父と子と聖霊のみ名によって」
「父と子と聖霊のみ名によって」 答五郎……さて、司祭・奉仕者の入堂があり、祭壇への表敬があり、自席の前に着くころには、入祭の歌も終わる。そうして、ようやく口を開く。ミサの司式のことばの第一声だ。なんと言っている? &nb Continue reading
スペイン巡礼の道——エル・カミーノを歩く 10
7月20日(月) 霧、小雨後曇り パラス・デ・レイ~アルスーア(28.7km) 4:50出発、8:25~9:30メリデ、11:10~11:40カスタニエダ、13:20アルスーア 今朝も霧が湧き、小雨も降り出した。初めて雨 Continue reading
《対話で探求》 ミサはなかなか面白い 10:歩行と祭壇が示すもの
歩行と祭壇が示すもの 答五郎……入堂行列のことをもう少し考えたい。直接には司祭と奉仕者が歩いていくが、この歩行の意味にも注目してほしいのだ。 問次郎……どういうことでしょう? 答 Continue reading
スペイン巡礼の道——エル・カミーノを歩く 9
7月19日(日) メルカドイロ~パラス・デ・レイ(28km) 4:50出発、6:30ポルトマリン、8:30~9:00ゴンサール、11:05~11:35リゴンデ、13:30パラス・デ・レイ 出発してしばらく黄色の矢印を見失 Continue reading
『「神はそれが極めて良かったと見られた」:カトリック神学と環境問題』
教皇フランシスコの回勅『ラウダート・シ:ともに暮らす家を大切に』(2015年、邦訳2016年)によって、環境問題に関するキリスト教の考え方や取り組み方があらためて注目されている。カトリック神学の世界でこのテーマへの関心が Continue reading
エンドレス・えんどう 4
さて、この連載も4回目になり、少々前置きが長くなりましたが、『深い河』という小説の本題に入っていきましょう。そうは言っても、あらすじをすべて話すと面白くないので、僕も、机の上に置いた文庫本のページをめくりながら、〈目に見 Continue reading
《対話で探求》 ミサはなかなか面白い 9:キリストの衣
キリストの衣 答五郎……さて、入祭の歌とともに、司祭・奉仕者が入堂してきて祭壇に向かっていく。入堂行列だが、この場面で、もう一つ大きな意味をもつ、典礼ならではのことがあるのだが気づいたかな? Continue reading
スペイン巡礼の道——エル・カミーノを歩く 8
7月18日(土)晴れのち曇り サモス~メルカドイロ(26.4㎞) 5:00出発、8:30〜9:30サリア、10:40バルバデロ、13:05〜13:25モルゲイド、14:40メルカドイロ着 5:00出発。初めて霧の朝だ。暗 Continue reading
楽譜の起源
齋藤克弘 これは五線譜に限ったことですが、わたしたちが音楽で使う楽譜は、左から右へと流れていきますよね。でも、なんで左から右へと進んでゆくのでしょうか。疑問に思ったことはありませんか。 「そういうふうに昔から決まっている Continue reading