時をかける絵本と私の想い

 千葉希代子(絵本セラピスト®) 私が生まれ育ったところは、西武新宿線の下井草駅から徒歩20分くらいのところでした。 当時、駅の周りは家や建物も少なく、小麦畑やキャベツ畑があり、その先に教会の尖塔が見えておりました。その Continue reading


縄文時代の愛と魂~私たちの祖先はどのように生き抜いたか~5.子抱き土偶1/2~その愛と魂~

森 裕行(縄文小説家) 約5000年前の縄文の母子像が1968年八王子市で見つかった。故・江坂輝彌氏は「……子の母親の抱き方といい、乳児のあどけない表情といい、実に巧みに表現され、この作者は、稀にみる芸術性豊かな人であっ Continue reading


絵本の中の大切な仲間

 三條真史(絵本セラピスト)  だんだんと雨の日が増えてきて、室内で過ごす機会が多くなってきたかと思います。雨に対してはそれぞれの捉え方があると思いますが、私はふと立ち止まる時間をくれるなと思うことが多いです。絵本をじっ Continue reading


『古代オリエント全史――エジプト、メソポタミアからペルシアまで4000年の興亡』

『古代オリエント全史――エジプト、メソポタミアからペルシアまで4000年の興亡』小林登志子:著、中公新書、2022年定価:1210円(税込み)   336ページ   前回のbook-zoom-inでは、『アケメ Continue reading


酒は皆さんとともに

フランジェリコ

石川雄一(教会史家) 頭巾を思わせる模様の入ったフランシスコ会の修道服風の茶色のボトルに、チングルム(腰帯)のような縄、歴史上の写本のような説明文が書かれたフランジェリコというお酒をご存じでしょうか。フランジェリコ(Fr Continue reading


縄文時代の愛と魂~私たちの祖先はどのように生き抜いたか~4.旅する縄文人2/2

森 裕行(縄文小説家) 私は旅が好きである。自分の生育史を考えても自分は定住民と言えるだろうかと考える時がある。引っ越しも今まで15回はした。旅行も結構する。今回は10,000年前の栃原(とちばら)岩陰遺跡から見えてくる Continue reading