服部 剛(詩人) 『深い河』の中で描かれるインドの旅も、いよいよ登場人物たちがガンジス河と出逢う場面に入っていきます。 私たちはたいてい、朝起きて、いつもの道を駅へと歩き、時間通りの電車に乗り、日中は働き、日が暮れた後、 Continue reading

服部 剛(詩人) 『深い河』の中で描かれるインドの旅も、いよいよ登場人物たちがガンジス河と出逢う場面に入っていきます。 私たちはたいてい、朝起きて、いつもの道を駅へと歩き、時間通りの電車に乗り、日中は働き、日が暮れた後、 Continue reading
ロレンツォ・ロット『聖カタリナの神秘の結婚』 稲川保明(カトリック東京教区司祭) ロレンツォ・ロット(生没年1480頃~1556)はベネツィアに生まれました。家族や友人、弟子も持たず、イタリア各地を放浪しました。存命中は Continue reading
AMOR2月の特集テーマは、「明治とキリスト教〈その1〉」です。 今年は明治維新150周年にあたり、NHK大河ドラマ『西郷どん』をはじめさまざまな企画がメディアを賑わせています。現在の日本人の意識、感覚、精神性とキリスト Continue reading
1.明治キリスト教史を一望する驚くべき共同討議……『近代日本とキリスト教 明治篇』 幕末明治期における近代キリスト教の始まりと近代日本の歩みは不可分に結びついているともいわれます。明治維新150年という今年、その問題意識 Continue reading
今年は、安政条約160 周年のほうが重要 近年、150 年記念が相次いでいます。カトリック教会では、2012年には、カトリック横浜司教区で横浜における最初の教会設立から150 年、2015年には信徒発見150 年、続いて Continue reading
キリスト教が「神」というのは当たり前 キリスト教は神を信じ、神の子、救い主であるイエス・キリストを信じる宗教ということはよく知られていると思います。この神を「神(かみ)」とすることはもう定着していて、違和感を抱く人が少な Continue reading
フラ・アンジェリコ『玉座の聖母子』 稲川保明(カトリック東京教区司祭) フラ・アンジェリコには「べアート(至福の人)」という呼称が冠されることがあります。これは彼を讃えるものですが、カトリック教会は正式に彼を「福者」とし Continue reading
「宗教改革500年式典」が長崎にもたらしたもの 倉田夏樹(南山宗教文化研究所非常勤研究員) 2017年11月23日(木)、カトリック浦上教会(長崎市)にて、 日本福音ルーテル教会・日本カトリック司教協議会共 Continue reading
服部 剛(詩人) ある神父さんと久々に再会し、お互いの近況報告をしているうちに、僕はさまざまな場面を思い起こしました。話題はひょんなことから、かつて深層心理に興味を持ち、読みふけったユングの学説に及びました。「我々が今、 Continue reading
上部ライン地方の画家『天上の小園』 稲川保明(カトリック東京教区司祭) この絵は、ドイツの南西部に位置する上部ライン地方の画家が描いたとされる作品です。アルプスの向こう側には独自の文化がありました。この絵はドイツなどの地 Continue reading
(...)
(...)
(...)
(...)
(...)