中空のシンポジウム~~久山康編『近代日本とキリスト教―大正・昭和篇―』(1956年) に思う

石井祥裕 1950年代の壮大な企画 終戦75年の今年、あの戦争の歴史に自らアプローチしようとしつつ、沈潜したのが、この『近代日本とキリスト教―大正・昭和篇―』です。以前、特集17「明治とキリスト教〈その1〉」の中で、この Continue reading


特集45 今こそ、教育について考えよう

“学びの園”はどこへ? 東京・四谷のJ大学……筆者も非常勤講師を務める大学のキャンパスから人が消えてまもなく4ヶ月が過ぎようとしています。東京のどの大学にも訪れている光景でしょう。今年の日本の教育界は、令和の教育改革とも Continue reading


余白のパンセ 3 わが青春譜 全寮制高校での3年間

鵜飼清(評論家) この連載の1回目に少し触れましたが、私が自分の人生のある意味で原点とも考えている高校生活のことを書かせてもらいます。 * 公立の全寮制高校―東京都立秋川高等学校が、36年間の歴史に幕を降ろしました。起床 Continue reading


休校の間の学校

やまじもとひろ コロナ禍の学校はどのようにして アイデンティティを示したか 新型コロナウイルス感染症の蔓延で国内の社会生活は停滞を余儀なくされました。経済損失はこれまで経験のないほど大きなものになってしまいました。「経験 Continue reading


これからの時代を生きる子どもたちのために

鈴木和枝(横浜教区カトリック三島教会) 大学入試が大きく変わる教育改革を目前に、昨年、英語の民間試験の活用や国数の記述式問題の導入が見送られ、入試制度は右往左往。年が明けて、あっという間に新型コロナウイルス感染症の流行と Continue reading