ガロファロ『キリストの昇天』 稲川保明(カトリック東京教区司祭) この絵の作者は、ガロファロことベンヴェヌート・ティシ・ダ・ガロファロ(Il Garofalo = Benvenuto Tisi da Garofalo, Continue reading
投稿者: natsuki
アート&バイブル 69:フラ・アンジェリコの三つの「受胎告知」(3)
フラ・アンジェリコ『受胎告知』(サン・マルコ美術館) 稲川保明(カトリック東京教区司祭) 最後にサン・マルコ美術館の受胎告知に目を向けてみましょう。この作品は、フラ・アンジェリコが50歳頃に描いたフレスコ画です。前二作品 Continue reading
教育新時代:これからの子どもたちはなにを学ぶか(6)
やまじ もとひろ 「ダブルディプロマ」ってなに?〈その2〉 前回につづき、ダブルディプロマ校の話をつづけます。 「ディプロマ(diploma)」という英語は、卒業資格を意味します。それがダブルなのですから、ダブルディプロ Continue reading
わたしの信仰生活日記ー神の存在証明ー(3)何を伝えたいの?
酒井瞳(日本福音ルーテル教会信徒) 1.hi-b.a.とは何か。 hi-b.a.という団体をご存知でしょうか。hi-b.a.とは「high school born againers」の略で、高校生のためのキリスト教の伝道 Continue reading
アート&バイブル 68:フラ・アンジェリコの三つの「受胎告知」(2)
フラ・アンジェリコ『受胎告知』(司教区美術館 コルトナ) 稲川保明(カトリック東京教区司祭) この絵は、元来はコルトナのサン・ドミニコ修道院の祭壇画として描かれていたものです。ここで、フレスコ画とテンペラ画の違いを見てお Continue reading
特集46 終戦75年の“点と線”
記憶を掘り起こし、語り継ぎ、聴き継ぐことへ 毎月第3土曜日をその月の特集の公開日としていますが、8月は奇しくも15日となりました。アジア・太平洋戦争、第二次世界大戦の終戦の日と記念され続ける日です。今年は75周年、第3四 Continue reading
戦争を見据える場所
竹田恵津子 1937年盧溝橋事件以降本格化した日中戦争の中で、「20ヶ年百万戸送出計画」という国策に応えて長野県の南部は全国で最も多くの開拓団民(農業移民)を中国東北部に送り出した。 南アルプスのふもとの下伊那郡阿智村に Continue reading
余白のパンセ 4 コルベ神父「身代わりの愛」から想うこと
鵜飼清(評論家) マキシミリアノ・マリア・コルベ神父が、ゼノ、ヒラリオ修道士と共に日本へ宣教をしにやってきたのは、1930(昭和5)年でした。コルベ神父たちは長崎で宣教誌の『無原罪の聖母の騎士』を日本語で発行しはじめます Continue reading
「歴史から何を学ぶか」が問いかけるもの――「不戦75年」未来へつなぐ
倉田夏樹 頓(やが)て死ぬ けしきは見えず 蝉の声 ――芭蕉『猿蓑』 「過去に目を閉ざす者は、結局のところ現在にも目を閉ざすこととなります(Wer aber vor der Vergangenheit di Continue reading
おかあさんの被爆ピアノ
中村恵里香(ライター) 戦後75年という節目を迎え、戦争体験の継承が多くの人から訴えられています。でも、本当に戦争体験の継承はできるものなのでしょうか。 私の両親は生まれも育ちも広島です。母から学童疎開の話のいくつかは聞 Continue reading