古来、聖母の月とされる5月を目標とした特集31は、やはりマリアがテーマです。マリアは「教会の典型、もっとも輝かしい模範として敬われ、カトリック教会は聖霊に教えられて、マリアをもっとも愛すべき母として孝愛の心をもって敬慕する」(『教会憲章』53)といわれます。そして、教会のみならずマリアは多くの人の心に何かをいつも語りかけ、ささやきかける方。そんな聖母マリア、おとめマリアへの思いは数々の聖画・聖像・歌に表現されています。聖母を保護聖人として戴く教会は全国にあり、全世界を見渡せば、マリアの出現や奇跡にちなむ巡礼地が至るところに見られます。マリアと教会、マリアと人類、さまざまな意味でのマリアとわたしたち――広くそのつながりに目を配りつつ、その源にあるキリストの福音の豊かさを味わっていきましょう。
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マリアについて気になることを問いかけよう(AMOR流リサーチ)