『古代キリスト教と女性 その霊的伝承と多様性』

『古代キリスト教と女性 その霊的伝承と多様性』 宮本久雄編著、教友社、2022年。定価:2000円+税 220ページ   19世紀に出現したフェミニズムは、思想や政治の世界だけでなく、学問の世界にも大きな影響を Continue reading


『聖母マリアのカンティーガ―中世イベリアの信仰と芸術―』

『聖母マリアのカンティーガ―中世イベリアの信仰と芸術―』 菊地章太著、サンパウロ、2020年。定価:2100円+税 246ページ/A5判 並製   今日、スペインとポルトガルのあるイベリア半島は独自の興味深い文 Continue reading


マグダラのマリアはどのようにして人気の聖女となったか

石川雄一(教会史家) 聖書に登場する最も有名な女性の一人であるマグダラのマリアは、フラ・アンジェリコ(1395頃-1455)やエル・グレコ(1541-1614)の絵画をはじめ、シャルパンティエ(1643-1704)の音楽 Continue reading


シャンタル・アケルマン映画祭より『わたし、あなた、彼、彼女』

皆様はベルギーと聞いて何を連想されますか? ワッフルやチョコといった甘味でしょうか、それともビールやムール貝といった独自の酒文化でしょうか。食文化の他にもベルギーは豊かな芸術文化の歴史があります。歴史的にはフランドルと呼 Continue reading


イースターはいつ祝われる? ――その日程をめぐる歴史について

石川雄一(教会史家) 2022年は4月17日がイースターにあたります。テーマパークのイベントやデパートなどの商業戦略でイースターの認知度が日本でも昔に比べて高まったとはいえ、クリスマスのように広く定着はしていません。それ Continue reading