丹下和彦『ご馳走帖: 古代ギリシア・ローマの食文化』、未知谷、2023年、1980円。 マムレの樫の木の下での食事、過越の食卓、カナの婚宴、最後の晩餐など、聖書には印象的な食事の場面がいくつも描かれています。「上質の小麦 Continue reading

丹下和彦『ご馳走帖: 古代ギリシア・ローマの食文化』、未知谷、2023年、1980円。 マムレの樫の木の下での食事、過越の食卓、カナの婚宴、最後の晩餐など、聖書には印象的な食事の場面がいくつも描かれています。「上質の小麦 Continue reading
2025年5月8日、コンクラーヴェで選ばれたプレヴォスト枢機卿は、レオを名乗る14人目の教皇となりました。大教皇と呼ばれる聖レオ1世、カール大帝を戴冠した聖レオ3世、中世に教会刷新を主導した聖レオ9世、芸術を保護するあま Continue reading
伊勢田奈緒『ジョン・ノックス スコットランド宗教改革の立役者』、日本評論社、2024年、4,950円。 いわゆる英国の一角を占めるスコットランドは、様々な点で、イングランドとは異なった国です。例えば、スポーツでイングラン Continue reading
スコットランドのアラン島は、スコッチの名産地として知られていました。といっても、アラン島で造られるウィスキーのほとんどは、違法な密造酒でした。1707年、スコットランドと合併したイングランドが、酒税を強化したため、スコッ Continue reading
アドルフ・フォン・ハルナック『マルキオン 異邦の神の福音』津田謙治訳、教文館、2023年、5060円 前回のbook-zoom-inでは、近代ドイツのプロテスタント神学を代表する偉大な学者ハルナックの伝記を紹介しました。 Continue reading
様々な利害が入り乱れる政治の世界において、倫理や理想を重んじるのではなく、目標を達成するためには手段を択ばない姿勢のことを「マキャヴェッリズム」と呼びます。「現実政治」の場においては不可欠なマキャヴェッリズムの名は、ニッ Continue reading
今年も四旬節の時期となりました。四旬節の間、信徒は節制と愛のわざに励みますが、特に灰の水曜日と聖金曜日には大斎と小斎を守って肉食を控えます。今回は四旬節期間の断食に関する伝説にまつわる「イェーガーマイスター」を今回はご紹 Continue reading
クルト・ノヴァク『評伝 アドルフ・フォン・ハルナック』加納和寛訳、関西学院大学出版会、2022年、4180円。 19世紀ドイツ・プロテスタント神学の代表者の一人であるアドルフ・フォン・ハルナックが正当に再評価されたのは、 Continue reading
石川雄一(教会史家) リシュリュー枢機卿は世界史上最も有名な枢機卿の一人ではないでしょうか。ルイ13世の時代に政権を握っていたリシュリュー枢機卿は、対抗宗教改革の推進と教会の風紀改善に着手した聖職者であり、フランスの脱封 Continue reading
世界各地でウィスキーは作られていますが、特に、スコットランド、アイルランド、カナダ、アメリカ合衆国、そして日本は五大ウィスキーの産地と呼ばれています。中でも、スコットランドのスコッチとアメリカ合衆国のバーボンは、ウィスキ Continue reading
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