ミサはなかなか面白い 49 神の民の祭司職とは?

神の民の祭司職とは? 答五郎……さて、前回からいよいよミサの奉献文の部になり、冒頭の対話句と叙唱のところに入ったね。その対話句が原文では、会衆の「それは、とうとく、正しいことです」で終わるのが伝統だった。叙唱でも「まこと Continue reading


ミサはなかなか面白い 48 「賛美と感謝をささげましょう」

「賛美と感謝をささげましょう」 答五郎……こんにちは。ミサの「感謝の典礼」について、前回までは「供えものの準備」といわれる部分を見たね。その部分をしめくくるのが奉納祈願だった。そして、すぐに「主は皆さんとともに」「また司 Continue reading


トピック1 日本近代キリスト教事始め~それは外国人居留地から始まった

今年は、安政条約160 周年のほうが重要 近年、150 年記念が相次いでいます。カトリック教会では、2012年には、カトリック横浜司教区で横浜における最初の教会設立から150 年、2015年には信徒発見150 年、続いて Continue reading


トピック2 キリスト教の「神」が生まれた時代

キリスト教が「神」というのは当たり前 キリスト教は神を信じ、神の子、救い主であるイエス・キリストを信じる宗教ということはよく知られていると思います。この神を「神(かみ)」とすることはもう定着していて、違和感を抱く人が少な Continue reading


ミサはなかなか面白い 46 「供えものの準備」といわれるわけ

「供えものの準備」といわれるわけ 答五郎……こんにちは。「感謝の典礼」のことを考え始めて、前回まではミサでいわれる「あがない」とか「罪のゆるし」とかの意味について少し考えてみたね。きょうからは、式の進行に従って「感謝の典 Continue reading


聖家族崇敬が生まれた状況

石井祥裕(カトリック東京教区信徒/実践神学者) 「聖家族」という言葉は、カトリック教会では、主の降誕後にある日曜日に祝われる祝日の名前である。その日のミサの集会祈願では、次のように祈られる。「恵み豊かな父よ、あなたは、聖 Continue reading


《対話で探求》 ミサはなかなか面白い 45:「罪のゆるし」としての「あがない」

「罪のゆるし」としての「あがない」 答五郎……こんにちは。2週間ぶりだね。今年は、この探究会を隔週で行かせてもらいたいと思ってね。というのも、「感謝の典礼」に入ると、それはミサの核心であるし、どんなこともキリスト教の核心 Continue reading


《対話で探求》 ミサはなかなか面白い 44:「あがない」の意味を探ってみよう

「あがない」の意味を探ってみよう   問次郎……答五郎さん、新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。     答五郎……おめでとう。今年も、ミサについて探究していくこ Continue reading


《対話で探求》 ミサはなかなか面白い 43:「感謝の典礼」の生まれたての姿

「感謝の典礼」の生まれたての姿 答五郎……ミサの「感謝の典礼」に目を向けて3回目になるね。前回は、その全体像の根底にイエスが行っていた食事の動作の記憶があるということを見たのだったね。     美沙… Continue reading