「皆、これを受けて飲みなさい。これはわたしの血の杯……」 答五郎 さて、前回から奉献文の中で告げられるイエスのことば、いわゆる秘跡制定のことば、聖別のことばと呼ばれるものについて考えているね。ポイントはなん Continue reading
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ミサはなかなか面白い 56 「これはあなたがたのために渡されるわたしのからだ」
「これはあなたがたのために渡されるわたしのからだ」 答五郎 ミサについて式次第の順に見てきて、ようやく一つの頂点にさしかかっているかもしれない。 問次郎 はい。第2奉献文を見始めて、きょうはい Continue reading
ミサはなかなか面白い 55 「主はすすんで受難に向かう前に……」
「主はすすんで受難に向かう前に……」 答五郎 こんにちは。元気かな。第2奉献文に入って、冒頭の神の聖性をたたえる句と、供えものがキリストのからだと血になるよう、聖霊の働きを願う祈りのところを見てきたね。 & Continue reading
ミサはなかなか面白い 54 「いま聖霊によってこの供えものを……」
「いま聖霊によってこの供えものを……」 答五郎 こんにちは。前回は、ようやくという感じで、第2奉献文に入り始めたね。そのほんの最初の、「父よ」にかかわる表現だけでもいろいろ見どころがあっただろう。 &nbs Continue reading
ミサはなかなか面白い 53 「まことにとうとくすべての聖性の源である父よ」
「まことにとうとくすべての聖性の源である父よ」 答五郎 さて、いよいよ狭い意味での奉献文を見ていくことにしよう。「感謝の賛歌」が「天のいと高きところにホザンナ」という句で終わって、いよいよ、ひとまとまりの長い祈りを始める Continue reading
ミサはなかなか面白い 52 奉献文の「文」って何?
奉献文の「文」って何? 答五郎……季節はもはや初夏という感じだね。ミサの「感謝の典礼」に入ってだいぶなるけど、きょうからいよいよ、狭い意味での「奉献文」という部分に入ろうと思うのだけれど……。 問次郎……す Continue reading
「起こされて生きる」こととしての復活
「立ち上がる/起き上がる」という動詞 「復活」は、キリスト教の重要な信仰内容を表す代表的な言葉とされています。「キリストの死と復活」、あるいは信条(使徒信条)中で宣言する「からだの復活を信じます」というところなど。典礼で Continue reading
ミサはなかなか面白い 51 主の栄光は天地に満つ!
主の栄光は天地に満つ! 答五郎……こんにちは。前回は、叙唱から感謝の賛歌へ移っていくところで、「天使」が登場してくるということについて考えたね。 問次郎……はい、天使が基本的には神の使いである Continue reading
ミサはなかなか面白い 50 「すべての天使とともに」
「すべての天使とともに」 答五郎……みんな、ご復活おめでとう! 隔週になってから毎回がずいぶん久しぶりな気がするけれど、元気だったかな? 問次郎……一応、おめでとうございます。でも、どうして、 Continue reading
「食」とキリスト教あれこれ
キリスト教には食べ物に関するタブーがない さまざまな宗教の人々が出会う現代ですから、ある宗教ではあれやこれを食べないという食べ物に関する戒律があることにも少しあります。日本には精進料理という伝統があるので、そのような習慣 Continue reading