平和を考えるとき、必ず戦争のことへと頭が向かう。人間が人間らしく穏やかに安らいで暮らしていける平和の日常を、戦争は無残にも破壊してしまう。戦争というものがもたらす残酷で凄惨な現実から目をそむけてはなるまい。戦争とはどのよ Continue reading

平和を考えるとき、必ず戦争のことへと頭が向かう。人間が人間らしく穏やかに安らいで暮らしていける平和の日常を、戦争は無残にも破壊してしまう。戦争というものがもたらす残酷で凄惨な現実から目をそむけてはなるまい。戦争とはどのよ Continue reading
大木 聡(真生会館館長・カトリック社会問題研究所代表幹事) 酒井新二さんは、カトリック社会問題研究所の元・代表幹事であり、元共同通信社社長なども務め、ジャーナリストとして96歳まで執筆なさり、2016年12月18日に、帰 Continue reading
『あゝ同期の桜―かえらざる青春の手記―』(海軍飛行予備学生第十四期会・編 毎日新聞社) ぼくが入学した高校は全寮制の学校だった。月に1回の外泊が楽しみで、家に帰った時は高田馬場にあるソーブン堂で本を買った。1年生のときに Continue reading
大瀬高司(おおせ・たかし/カルメル修道会司祭) キリスト者迫害の事例は古今東西数あれど、その多くの要因は、キリスト者が証す神が、時の為政者の権威や存在を脅かすものであるとの判断に依拠している。日本では、1859年の限定 Continue reading
明治期に入って、キリスト教信徒が長崎の大浦天主堂で発見された話は、皆さんご存じだと思いますが、この話が映画化されたり、舞台化された話を聞いたことがありませんでした。 そんなお話を長崎の司祭古巣馨氏が舞台化されたことが話題 Continue reading
「1867年7月14日(慶応3年6月13日)の夜は豪雨にたたかれながらふけていった。明けて15日の早朝、3時ごろのことである。長崎奉行所の公事方掛役人が本原郷字平の秘密教会聖マリア堂に踏み込んだ。」――これが片岡弥吉(『 Continue reading
久志利津男(カトリック浦上教会主任司祭) “長崎から二つ目の世界遺産を!” 平成27年登録された「明治日本の産業革命遺産」に次ぎ、来年の発表に向け慌ただしくなっているのが「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」。歴史に Continue reading
日本のキリシタンの歴史の中でもっとも大規模な迫害があったのは、実は明治になってからのことであった。明治政府は維新後もキリシタンの禁教令を解かず、名乗りを上げたキリシタンたちを捕縛し、拷問を加えて迫害した。 なかでも「浦上 Continue reading
「浦上四番崩れ」は、徳川幕府のキリシタン禁制下にあった「崩れ」、すなわち潜伏キリシタンの存在が発覚して検挙された一連の事件の四番目の出来事。一番崩れは1790年(寛政2年)、二番崩れは1842年(天保13年)、三番崩れは Continue reading
今年の教会暦はこの6月に聖霊降臨の主日(4日)、続いて三位一体の主日(11日)がやってきました。そこで、今月の特集は、父と子と聖霊という三位のうちの「聖霊」をテーマにしてみました。「目に見えない自由な風」である聖霊、とら Continue reading
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