渡辺研一郎(東京藝術大学大学院修了) ネウマとは キリスト教の典礼音楽として非常に長い伝統を持つ「グレゴリオ聖歌」は、9世紀からその旋律が記録されるようになりました。記録に用いられた記号は「ネウマ neuma」と呼ばれて Continue reading

渡辺研一郎(東京藝術大学大学院修了) ネウマとは キリスト教の典礼音楽として非常に長い伝統を持つ「グレゴリオ聖歌」は、9世紀からその旋律が記録されるようになりました。記録に用いられた記号は「ネウマ neuma」と呼ばれて Continue reading
いとうあつし(東京教区司祭) 『AMOR』の石井編集長から、「今月は中世を特集するので、中世についての見方を変えて豊かにしてくれた阿部謹也先生のひととなりや学風、その業績の特色について、直接学ばれた立場から何か書いてほし Continue reading
倉田夏樹 彼は革新を欲したが、しかしやがて来たような、 全西洋の教会の統一を永久に打ち毀すような 改革を欲したのではなかった ――ヤスパース『ニコラウス・クザーヌス』 中世の時代区分について 「中世」(Moyen Age Continue reading
中村恵里香(ライター) 中世の中で最も映画に描かれているテーマは十字軍といっても過言ではないと思います。では、どのくらいあるのでしょうか。分かる範囲で調べた結果を表にしました。その数、全部で32本。その中で最も多いのがロ Continue reading
なぜ「中世」がテーマに? 14世紀のペスト大流行と21世紀の新型ウイルス 中世との出会い方が変わった1970年代 芸術の中世への関心も拓かれた 諸世紀・諸文化 共存 Continue reading
記憶を掘り起こし、語り継ぎ、聴き継ぐことへ 毎月第3土曜日をその月の特集の公開日としていますが、8月は奇しくも15日となりました。アジア・太平洋戦争、第二次世界大戦の終戦の日と記念され続ける日です。今年は75周年、第3四 Continue reading
竹田恵津子 1937年盧溝橋事件以降本格化した日中戦争の中で、「20ヶ年百万戸送出計画」という国策に応えて長野県の南部は全国で最も多くの開拓団民(農業移民)を中国東北部に送り出した。 南アルプスのふもとの下伊那郡阿智村に Continue reading
鵜飼清(評論家) マキシミリアノ・マリア・コルベ神父が、ゼノ、ヒラリオ修道士と共に日本へ宣教をしにやってきたのは、1930(昭和5)年でした。コルベ神父たちは長崎で宣教誌の『無原罪の聖母の騎士』を日本語で発行しはじめます Continue reading
倉田夏樹 頓(やが)て死ぬ けしきは見えず 蝉の声 ――芭蕉『猿蓑』 「過去に目を閉ざす者は、結局のところ現在にも目を閉ざすこととなります(Wer aber vor der Vergangenheit di Continue reading
中村恵里香(ライター) 戦後75年という節目を迎え、戦争体験の継承が多くの人から訴えられています。でも、本当に戦争体験の継承はできるものなのでしょうか。 私の両親は生まれも育ちも広島です。母から学童疎開の話のいくつかは聞 Continue reading
(...)
(...)
(...)