我が家の定番 鯵のつけ揚げ

尾越雅子 実家の片づけ中、台所の棚の奥から出てきた2つの使い込まれたすり鉢。 一つのかなり小さめのすり鉢の溝に残っているのは胡麻だ。すりこぎ棒ですり鉢を擦るゴリゴリという音、プチプチと胡麻が潰れる感触、ふわっと鼻孔をくす Continue reading


インタビュー:前田万葉 枢機卿に聞く

2018年に枢機卿に任命されて在職7年目に入られている前田万葉枢機卿様を大阪高松大司教区本部(大阪市中央区玉造)にお訪ねし、お話を聞いてきました。カトリック中央協議会の事務局長(2006~2011)の頃にお会いしたことが Continue reading


リシュリュー枢機卿

石川雄一(教会史家) リシュリュー枢機卿は世界史上最も有名な枢機卿の一人ではないでしょうか。ルイ13世の時代に政権を握っていたリシュリュー枢機卿は、対抗宗教改革の推進と教会の風紀改善に着手した聖職者であり、フランスの脱封 Continue reading


『教皇選挙』

中村恵里香(ライター) 世界最大の宗教と言われるカトリックの世界は、教皇を頂点とするヒエラルキーで形作られていると言われています。その教皇を選ぶ “コンクラーベ(教皇選挙)” は、これまでにもさまざまな形で映画にされてき Continue reading


巡礼のこころ——1981年から82年にかけての冒険

阿部仲麻呂(日本カトリック神学院教授、学校法人サレジオ学院常務理事、サレジオ会司祭) 1.「教皇来日」から「キリスト教ゆかりの土地の巡礼」へ 1981年2月、12歳の小学六年生だった筆者は教皇聖ヨハネ・パウロ二世の来日を Continue reading


コンスタンティノポリスの英国人修道士

石川雄一(教会史家) 古代末期に著されたエゲリアの『聖地巡礼記』から今日のSNSにいたるまで、古今東西の巡礼者たちは巡礼の体験を文字にして人々に伝えてきました。その中には『エゲリア巡礼記』のように邦訳があるほど有名なもの Continue reading