戦時下に、天皇制ファシズムに最後まで抵抗したのは、日本共産党とともに明石順三と灯台社のグループがあげられる。 明石順三は、1889年生まれ。18歳で渡米。アメリカ滞在中に「ものみの塔(Watching Tower)」に触 Continue reading
カテゴリー: 特集22 戦争と文学
特集22 戦争と文学
「死者はいつも一人」……平成最後となった終戦の日が過ぎました。この季節、日本本土への全国的空襲、沖縄戦、広島・長崎への原爆投下と多くの民間人が犠牲となった戦争末期の記憶が再三物語られるときでもあります。しかし、日本が加害 Continue reading
与謝野晶子
私は大学時代日本文学を専攻し、専門は近世でしたが、近代文学の授業も当然のように取っていたので、女流文学が特に気になって勉強していました。その中で、あまり好きではない歌人の一人として与謝野晶子がいました。 与謝野晶子の人生 Continue reading
栗原貞子
私が栗原貞子という詩人を知ったのは、小学校高学年の頃だったと思います。夏休みに入ると、夜行寝台列車に乗せられ、広島に行き、1カ月半両親の故郷広島で過ごすことが当たり前になっていた頃のことでした。父方の祖母は、詩や和歌、俳 Continue reading
黒澤明『静かなる決闘』
映画監督の黒澤明は、戦争を直接題材にした映画を遺していない。『トラ・トラ・トラ』(日米合作映画)で、真珠湾攻撃をめぐる日米両国の動きを題材にした映画に取り組んだが、撮影中に監督を解任される。強度のノイローゼが原因と言われ Continue reading