櫻井康人『十字軍国家』 筑摩書房、2023年、1900円+税 石川雄一 (教会史家) 巷にあふれている俗説とは異なり、十字軍とは「狂信的なキリスト教徒がイスラム教徒にしかけた宗教戦争」ではありませんでした。例えば、フラン Continue reading

櫻井康人『十字軍国家』 筑摩書房、2023年、1900円+税 石川雄一 (教会史家) 巷にあふれている俗説とは異なり、十字軍とは「狂信的なキリスト教徒がイスラム教徒にしかけた宗教戦争」ではありませんでした。例えば、フラン Continue reading
夫婦とは、他人同士が結ばれ、生活することですから、生活する中でさまざまにぶつかり合うことも、すれ違うこともあります。そんな中で、お互いに折り合って生きていくものだということを改めて実感した作品に出会いました。それが今回ご Continue reading
石川雄一(教会史家) イスラエルを舞台とした旧約聖書や新約聖書には、数えきれないほど頻繁にワインが登場します。例えば、エステルはぶどう酒が供される宴の場でハマンを糾弾(エス7・1-7)し、ユディトはホロフェルネスをぶどう Continue reading
松橋輝子(音楽学) 今回は、広い意味で聖歌に関連する受難曲の歴史を振り返りたいと思います。 受難の主日から復活の主日までの聖週間において、福音書の受難記事が重要な役割を持っています。その歴史は古く、4世紀の終わり頃に Continue reading
明治、大正時代に生きた伊藤野枝という女性をご存じでしょうか。瀬戸内寂聴(当時は瀬戸内晴美)氏が『美は乱調にあり』という小説で取り上げた女性です。私は大学時代、瀬戸内晴美氏の描く女性たちに魅了され、読みあさったことがありま Continue reading
森 裕行(縄文小説家) 12.縄文時代の聖水 青春時代に覚えた歌は、その後の人生にまで影響を与えるようだ。私は川にまつわる歌で、「赤い鳥」が歌っていた「河」が好きだ。 河よ私を流しておくれ 河よ満(みつ)ることのな Continue reading
オスカー・ピーターソンというジャズピアニストをご存じでしょうか。私がオスカー・ピーターソンを知ったのは、大学に入学して2年目のことでした。ある日、下北沢駅のそばにあるジャズ喫茶マサコにただコーヒーを飲みに入った時です。ジ Continue reading
『海のアルメニア商人 アジア離散交易の歴史』重松伸司著、 集英社新書、2023年、1050円+税、本文208頁、 古代には自分たちの国がありながらも、大国の侵略を受けて離散(ディアスポラ)を強いられ、何度も Continue reading
伊藤 一子(レクレ-ション介護士、絵本セラピスト) 私は今、数独に嵌っています。数独の問題集を解くには、鉛筆と消しゴムが必須アイテムです。鉛筆で数字を書くと、六角形の鉛筆の握り心地のよさ、木材の感触、芯の滑らかさが、五 Continue reading
石川雄一(教会史家) 「とりあえずビール」が主流だった日本でも、ここ最近は色々な種類のビールを楽しめるようになりました。コンビニでも様々なクラフトビールや輸入ビールを買えるようになり、ラガー以外のビールも“市民権”を得る Continue reading
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