ミサと洗礼……「入信の秘跡」という言葉 問次郎 こんにちは。答五郎さん、少しテーマを別な方向にしてもいいですか。 答五郎 そうだね。ミサの流れに沿って Continue reading
カテゴリー: 歴史・文化
名もなき生涯
フランツ・イェーガーシュテッター。この人のことを、映画を見る前に知っている人は日本ではほとんどいないでしょう。1907年に生まれ、1943年8月9日、処刑死を遂げた実在の人物。オーストリアの山村の一介の農民であったこのフ Continue reading
アート&バイブル 56:受胎告知
フィリッポ・リッピ『受胎告知』 稲川保明(カトリック東京教区司祭) この絵の作者は、フラ・アンジェリコ(1455年没)と同時代に活躍したフィリッポ・リッピ(生没年1406~1469)です。彼も修道者でしたが、自分で修道生 Continue reading
ミサはなかなか面白い 96 心の目と心の耳を開いて
心の目と心の耳を開いて 問次郎 こんにちは。今回は、久しぶりに僕から質問させてもらいます。 答五郎 おお、問次郎君、いいとも。ということは、ミサ全体に関係することかな。 &nbs Continue reading
アート&バイブル 55:柏の木の下の聖家族
ラファエロ『柏の木の下の聖家族』 稲川保明(カトリック東京教区司祭) この作品は、ラファエロが25歳で教皇ユリウス2世からローマに呼ばれた際に描いたものです。ユリウス2世からバチカンの署名の間の壁画などを依頼され、同時期 Continue reading
巡礼の約束
信仰とはどういうものなのか、言葉で表せといわれても困ることが多々あります。それは人によってその宗教を信仰する立場や考えが違うからかもしれません。その宗教にとって、一生に一度は訪れたい場所もあります。カトリック信者にとって Continue reading
母との約束、250通の手紙
ロマン・ガリという作家の名前を目にしたことはありますか。私は恥ずかしながら名前は知っていても本を読んだことがありませんでした。彼がどんな小説を書いているのか全く分からないまま、ロマン・ガリという人がどんな人物なのか知りた Continue reading
嘘八百 京町ロワイヤル
朝のワイドショーを見ていると、老舗のお店にアナウンサーが行き、その仕事をお手伝いするというコーナーをやっていました。そこでは、その店のお宝を拝見し、鑑定人が値段を査定していました。夜になればお宝鑑定番組を結構やっています Continue reading
ミサはなかなか面白い 95 朗読は聴くものといわれても……
朗読は聴くものといわれても…… 瑠太郎 こんにちは。すぐ前回の話の続きです。聖書は文字ではなく、聴くものだということで、朗読の大切さは納得したのですが、ミサを見学していると、皆、聖書朗読のときに、『聖書と典礼』(オリエン Continue reading
イーディ、83歳 はじめての山登り
「人生でなにかはじめようとする時、遅いということはない」といわれたことはありませんか。私はまだ若い頃、もうこんなことをはじめるなんて無理と思っていたときに、ある先輩に言われたことがあります。しかしながら、たとえば中高年に Continue reading