「風琴」〜あるリードオルガン修復家のあしあと〜

子どもの頃、小学校の教室の一番前に置かれていた足踏みオルガンは、リードオルガンといい、明治時代には「風琴」と呼ばれていたといいます。 そもリードオルガンは、日本では世界に類を見ないかたちで普及し、日本が世界最大の産地にな Continue reading


生きがい/能登の声

災害大国日本という声がだんだん大きな声としてニュースなどで報じられています。今あることに目を奪われ、過去のことを忘れやすい人間にとって、次々に起こる災害にどう向かっていけばいいのか。そして、私たちになにができるのかに日々 Continue reading


それでも私は Though I’m His Daughter

自分で選ぶことのできないものとして、自分が生まれる環境があります。ニュースなどの報道番組を観ていると、犯罪者の家族をまるで犯罪者のように扱うことがあります。犯罪者の家族は、犯罪者ではないと思うのですが、日本ならではの報道 Continue reading


父と僕の終わらない歌

父と息子の関係は、娘にはわからない壁があるのかなと思うことがあります。そんなことをふと思い出す映画に出会いました。今回ご紹介する作品は、寺尾聰が18年ぶりに主演するもので、音楽と内容のバランスがとてもすてきな作品です。 Continue reading


『パディントン 消えた黄金郷の秘密』

世界最も有名なクマといったらなにを思い出しますか? くまのプーさんという人も、パンダという人もいるでしょう。では、映画で最も有名なクマといえば、なんといってもパディントンと思いませんか。第1作、第2作を見逃した私は、ぜひ Continue reading


「リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界」

戦争の記憶は当事者だけでなく、子々孫々まで伝えるべきものだと私は思っています。日本人は戦争の記憶を子どもや孫にまできちんと本当に伝えられているのだろうかと思うことが多くあります。安易に自分の思い通りにならないからといって Continue reading