齋藤克弘 クリスマスの話題二題で中断しましたが、グレゴリオ聖歌の話題を続けます。音楽史でいうルネッサンスの頃から歌われなくなったグレゴリオ聖歌は、数百年の時を経て現代によみがえりました。フランス革命で廃墟になっていたフ Continue reading
カテゴリー: 歴史・文化
スペイン巡礼の道——エル・カミーノを歩く 44
古谷章・古谷雅子 6月3日(土) フィステーラやムシアへの遠足 宿題の三つ目は、新大陸発見前までは「陸の果てるところ」と思われていた岬へ行くことだった。NPO法人日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会著『聖地サンティアゴ巡 Continue reading
アート&バイブル 5:聖母子と聖クララ
オラツィオ・ジェンティレスキ『聖母子と聖クララ』 稲川保明(カトリック東京教区司祭) オラツィオ・ジェンティレスキ(Orazio Lomi Gentileschi, 生没年1563~1639)は、バロック期に活躍したイタ Continue reading
《対話で探求》 ミサはなかなか面白い 44:「あがない」の意味を探ってみよう
「あがない」の意味を探ってみよう 問次郎……答五郎さん、新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 答五郎……おめでとう。今年も、ミサについて探究していくこ Continue reading
スペイン巡礼の道——エル・カミーノを歩く 43
古谷章・古谷雅子 6月2日(金) モンテ・ド・ゴソ(歓喜の丘)再訪 ボタフメイロ(吊り香炉)の焚かれるミサ参列 最初の旅でレオン~サンティアゴ・デ・コンポステーラを歩いた時は、到着の翌日にはマドリッドに戻らなければならな Continue reading
エンドレス・えんどう 12
服部 剛(詩人) 遠藤文学について時々語らう年上の友とバーへ行き、カウンターで『深い河』についての話になりました。 文学に造詣の深い彼は、グラスを傾けながら少し眉間にシワを寄せて、「なぜ遠藤さんは晩年になってインドに赴き Continue reading
スペイン巡礼の道——エル・カミーノを歩く 42
古谷章・古谷雅子 6月1日(木) レオン~サンティアゴ・デ・コンポステーラ 移動距離:鉄道で400km 行動時間:5時間半 予約した列車は午後2時過ぎ発車なので、午前中にレオン大聖堂(サンタ・マリア・デ・レグラ大聖堂)に Continue reading
アート&バイブル 4:聖家族(聖家族と眠る幼子イエス)
シャルル・ル・ブラン『聖家族(聖家族と眠る幼子イエス)』 稲川保明(カトリック東京教区司祭) シャルル・ル・ブラン(Charles Le Brun, 生没年1619~1690)は、第2回で紹介した芸術家です。19歳の若さ Continue reading
ヴァージニア・ニクソン著『中世末期におけるマリアの母・聖アンナ』
聖家族の絵画にもしばしば登場するマリアの母アンナは聖書外典で登場する人物だが、熱心な崇敬が向けられ、美術にも盛んに描かれるようになった。聖アンナ像を生み出した中世末期の人々の信仰心に目を向けた書を紹介しよう: ヴァージニ Continue reading
スペイン巡礼の道——エル・カミーノを歩く 41
古谷章・古谷雅子 5月31日(水) ビジャレンテ~レオン 歩行距離:13km 行動時間:3時間15分 さていよいよ今回のゴール、標高838mのレオン到着だ。トリオ川に架かる橋プエンテ・カストロを渡ると歓迎の小さな案内所 Continue reading