「まことにとうとくすべての聖性の源である父よ」 答五郎 さて、いよいよ狭い意味での奉献文を見ていくことにしよう。「感謝の賛歌」が「天のいと高きところにホザンナ」という句で終わって、いよいよ、ひとまとまりの長い祈りを始める Continue reading
カテゴリー: 歴史・文化
アート&バイブル 13:聖母子
ピーテル・パウル・ルーベンス『聖母子』 稲川保明(カトリック東京教区司祭) 今回、紹介する絵は、ルーベンス(Peter Paul Rubens, 生没年 1577~1640)の作品です。前回紹介したボッティチェリの「書物 Continue reading
ミサ曲5 栄光の賛歌Ⅰ
齋藤克弘 今年の教会の暦はちょうど4月1日が復活祭となりました。復活祭はキリストの復活を祝うキリスト教の最も大切で盛大なお祝いです。だれですか、4月1日はエイプリルフールだからキリストの復活も冗談だよなんて言っている方は Continue reading
ロバート・ロイヤル著『教皇の軍隊』
バチカン市国サン・ピエトロ大聖堂を訪れたことのある人ならば、すぐに思い出すあの独特な制服をまとった衛兵たち。スイス衛兵として知られているが、なぜ、彼らがその役割についているのか……500年に及ぶその歴史を説く書を紹介しよ Continue reading
ミサはなかなか面白い 52 奉献文の「文」って何?
奉献文の「文」って何? 答五郎……季節はもはや初夏という感じだね。ミサの「感謝の典礼」に入ってだいぶなるけど、きょうからいよいよ、狭い意味での「奉献文」という部分に入ろうと思うのだけれど……。 問次郎……す Continue reading
アート&バイブル 12:書物の聖母
サンドロ・ボッティチェリ『書物の聖母』 稲川保明(カトリック東京教区司祭) 2016年1月16日~4月3日、日伊国交樹立150周年記念企画として、ボッティチェリ展が東京都美術館で開催されました。そのポスターに掲載されてい Continue reading
「ブランカとギター弾き」(日本カトリック映画賞授賞作)
2018年度の日本カトリック映画賞は、この作品『ブランカとギター弾き』に授与されることになった。 1年前の封切の時に、私はすでにこの作品を銀座の映画館で観ていて、その時は「おっ、なかいいじゃん」と思っていたのではあるが、 Continue reading
『モリのいる場所』
「生きるよろこび」とはなにか 昭和49年。結婚52年目の画家とその妻の、夏の1日――これがこの映画の99分である。 熊谷守一という実在した人物を映画にする。映画にするからには、ドキュメンタリー映画でも劇映画でも、監督の人 Continue reading
ミサはなかなか面白い 51 主の栄光は天地に満つ!
主の栄光は天地に満つ! 答五郎……こんにちは。前回は、叙唱から感謝の賛歌へ移っていくところで、「天使」が登場してくるということについて考えたね。 問次郎……はい、天使が基本的には神の使いである Continue reading
アート&バイブル 11:聖母マリアの少女時代
フランシスコ・デ・スルバラン『聖母マリアの少女時代』 稲川保明(カトリック東京教区司祭) この絵の作者はフランシスコ・デ・スルバラン(Francisco de Zurbarán, 生没年 1598~1664)です。スペイ Continue reading